北京五輪考察2

北京五輪考察2

まずは柔道。男女の最軽量級は谷亮子が銅、平岡拓晃が初戦敗退と残念な結果に。特に平岡は金有力候補だと思ってたのに本当に残念。谷も正直限界が近いかもしれませんね。

 

もちろん五大会連続のメダル獲得は本当に素晴らしい。

 

 

しかし完全に研究されてしまっていますし相手の研究さえも無意味にするくらいの圧倒的な実力ももはや失ってしまった。全盛期はシドニーの時でした。

 

しかしそれでも3位決定戦できっちり一本で勝って銅メダルを獲得したのはさすがという他ない。今後の進退がどうなるかはわかりませんが6大会連続メダルという偉業を見てみたいのは自分だけでしょうか。

 

 

そんな初日に停滞ムードが漂ってしまった柔道勢ですが二日目は内柴正人が金で中村美里が銅!一気に日本柔道勢を盛り上げてくれました。

 

私が大会前に予想した柔道の金メダル獲得予想は平岡拓晃、石井慧、鈴木桂治の三人が最有力で谷亮子、金丸雄介、谷本歩実、塚田真希が次点、というものでした。

 

この中に内柴は入っていませんしアテネ以降ずっと不調だったので正直厳しいと思ってました。

 

 

しかし昨日の内柴は本当に強かった!どこからでも勝ちにいける技のデパートたる所以を見せ付けてくれましたね。全試合全て違う技でオール一本勝ちしたアテネの時を彷彿とさせるような勝ちっぷりでした。本当におめでとうございます。

 

中村さんも銅メダル。しかし本人は金獲れなかったことを悔しがっていましたね。そういう選手は今後伸びていくと思います。そして悔しかったのは本人だけではないでしょう。

 

応援してた私も悔しかったですし日本国民の総意でもあると思います。あなたは銅メダルで終わるような選手ではありません。4年後のロンドン五輪で絶対に金メダルを獲得してほしい。

 

 

やっぱり北島強かった

 

さて柔道以外の競技を観ていきますがやはり特筆したいのは北島康介の泳ぎでしょう!男子100平で世界新記録で金メダル!いやー凄い。アテネの時の実況のセリフをここで言わせて頂きます。やっぱり北島強かった!

 

予選、準決勝とダーレオーエンに自己の記録を上回る記録をたたき出されてどうなることかと思いましたがやはり王者はあわてませんでしたね。

 

思い起こせば四年前のアテネでも当時17歳の新星ダニエルギュルタの追い上げにも負けずきっちり金を獲りました。そういう実績から考えると今回もダーレオーエンには勝てると思っていました。

 

しかし勝てると予想して本当に勝ってしまうのが凄い。見事でした。200でもきっちり勝って2大会連続2冠を果たしてほしい。

 

 

水泳ではフェルプスも早速400個人メドレーと4×100フリーリレーで2冠を獲得。しかもそのどちらも驚異的な世界新記録というのが恐れ入る。さすが怪物です。前人未到の8冠いける気がします。

 

日本勢も日本新を多く出していますし本当に最近の水泳界は高速化が進んでいます。今後もさらに多くの世界新記録が今大会誕生することでしょう。

 

 

その他バドミントン女子ダブルスでは小椋久美子、潮田玲子のオグシオペアがベスト8決定。そして末綱聡子、前田美順のスエマエペアが世界ランク1位に勝ってベスト4決定!これは本当に見事です。メダルが近づいてきましたね。

 

男子サッカーは二連敗で敗退決定。戦前に予想した三連敗という当たりたくなかった予想が現実味を帯びてきてしまいました。団体種目はなでしこも負け男女バレーも負けであまり元気がありませんね。というか今大会アメリカに負けすぎw。

 

 

今後の見所

 

さて今後の見所を紹介。本日の柔道ですが残念ながら男子の金丸はたった今初戦で敗れてしまいましたが女子の佐藤愛子に期待しましょう。またオグシオのベスト4を賭けた戦いも今晩。

 

そして明日はいよいよ体操男子団体決勝です。予選では中国にリードを許してしまいましたが決勝はどうなるか…。

 

決勝のルールは予選での6−5−4方式ではなく6−3−3方式。一つのミスが命取りになるルールです。逆に言えば日本はミスのない演技をし、中国がミスをするという展開になれば金は見えてくる。

 

実際中国はアテネでミスが連続して5位という結果に終わっています。

 

 

中国に完璧な演技をされたらさすがに敵いません。相手のミスを待つという状況でしか金メダルが厳しいのはいささか残念ではありますがとにかく自分達に出来る最高の演技を行なってほしい。

 

また柔道では男子の小野卓志、女子の谷本歩実が出場。特に谷本は前回のアテネで圧倒的な強さで金メダルを獲得しています。今回も金メダルに期待しましょう。

 

 

 

 

 

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