北京五輪考察7(陸上、水泳、女子レスリング、ケイリン、卓球、…etc)

北京五輪考察7(陸上、水泳、女子レスリング、ケイリン、卓球、…etc)

いやいやいやいやw待って待って待って待ってwないないないないw

 

ウサインボルト凄すぎでしょw。五輪の決勝で最後流して走って9,69の世界新記録とか普通にありえないからw。おかしいでしょw。いや半端ないマジでw

 

いやー凄いものを観てしまった。興奮いまだ覚めやらぬ今。本来なら吉田沙保里の金メダルとかを最初に持ってくるべきなのだと思いますがちょっとこれは凄すぎた。

 

私は97年の世界陸上アテネ大会からもう11年間陸上を観つづけているけどこんなに凄いシーンは初めてです。

 

 

本当にレベルが高かった今大会。優勝候補のタイソンゲイがまさかの準決勝敗退。そして昨年の大阪世陸二位のデリックアトキンスやアジア記録保持者のサミュエルフランシスも普通に敗れ去る。そんな中ボルト一人だけ別次元の世界にいました。

 

例えば朝原宣治や塚原直貴にとってタイソンゲイやアサファパウエルは途轍もない壁ですがボルトと他の世界一流選手との差はまさに朝原とタイソンゲイくらいある。

 

一人住む世界が違う。人類の可能性を見せてもらいました。本気で走ってたらあと0,03は縮められたでしょう。いやー本当に凄かった。

 

 

マイケルフェルプスが七冠達成

 

そしてボルトも凄いのですがこちらも負けず劣らず凄いです。水泳のマイケルフェルプスが七冠目!鬼門の100バタを1/100差で見事制しました。

 

これでマークスピッツに並ぶ七冠達成。明日のメドレーリレー決勝で前人未踏の八冠を達成することができるか…。

 

あと中村礼子さんも200背泳ぎ銅メダルおめでとうございます!なんか午後の競技ですっかり霞んでしまったけどw立派な結果だったと思います。

 

 

吉田沙保里が二連覇

 

さてようやくきました女子レスリングw。吉田が無敵の強さを見せ付けて二連覇。そして伊調千春がまたもや銀メダル。吉田はまあ当然のごとく獲っていきましたし(その当然が凄いことなのですが)あまり語ることはないのですが千春は本当に残念…。

 

準々決勝でアテネの決勝で敗れた選手に大逆転のフォール勝ちをして波に乗り決勝は格下の相手。負けるはずはないと思っていました。

 

しかし負けた…。実力的には世界一だったのに負けた。原因は一つしか考えられません。彼女は五輪に愛されなかったのでしょう。

 

 

昨日柔道の話題で天才の話題を出しましたがこの女子レスリングもそうだと思います。吉田沙保里や伊調馨は天才だった。でも千春は強豪で止まってしまった。

 

最後に頂点に立てるか立てないかはその差だと思いました。千春はなんだかんだ言っても相手にリードを許したり苦しい戦いの末の決勝だった。

 

対して吉田は1ピリオドも落とすことなく、また1回も相手にリードを奪われることもなく決勝まで全て完勝した。まさに天才としか言いようがない。もちろん壮絶なまでの努力をした上での天才だということは言うまでもありませんが。

 

 

しかしやはり残念なものは残念です。私は女子レスの金メダル獲得数を3と予想していました。吉田と馨はほぼ確実に獲ると思っていたので2にするか3にするか迷いました。そこでなぜ3にしたか。

 

アテネで負けて悔しい思いをした千春や浜口が二人とも負けるという予想をしたくなかったからです。自分では3と予想したものの本気で日本人による全階級制覇を期待していました。それだけに本当に残念です。

 

 

日本のお家芸ケイリンでも永井清史が見事銅メダル!いやー本家の意地を見せてくれましたねー。素晴らしいことだと思います。本当になんだかんだで自転車種目では毎回メダルを獲得していきますよね。

 

 

男子卓球は準決勝でドイツに敗戦…。いやー惜しかった!2勝2敗の最後の一人、岸川聖也がフルセットまで粘ったのですが…。残念ながら相手の方が実力は上でした。

 

しかし岸川も持てる力を全て発揮したと思います。シングルスで水谷隼と韓陽の二人が敗れてしまったのだから仕方ない。個人的には最後の岸川まで持ち込ませる前に決着をつけておきたかった。

 

一戦目の韓陽のフルセット負けが悔やまれます。これで男子は3位決定トーナメントへ。

 

 

女子卓球はリーグ戦2位で3位決定トーナメントへまわったのですが見事オーストラリア、香港と二連勝していよいよ銅メダルを賭けた戦いに臨みます。相手は予選リーグで惨敗した韓国。今度こそリベンジを果たすことができるのか…。

 

 

野球は韓国に敗戦。いやー7回まで和田毅を引っ張ったのは間違いでしょ!新井貴浩の見事な先制2ランがあったのだからあとは継投で逃げ切るいつもの得意パターンを出せばよかった。

 

7回川上憲伸、8回岩瀬仁紀、9回上原浩治で逃げ切れていたと思うのですが…。それか丸刈り組のダルビッシュ有や田中将大の気合に期待してもよかったw。これでもう負けられなくなってしまいましたね。また女子ソフトは中国に勝ちました。

 

 

トランポリンは世界ランク一位の上山容弘がなんとまさかの予選敗退…。金メダルも狙える選手だったのですが…。外村哲也が予選五位で通過したので決勝に期待しましょう。

 

 

明日の見所

 

さて明日の見所いきます。明日は見所盛りだくさん!絶対に見逃せないよ!

 

まずは朝から女子マラソンがあります。野口みずきが出れないのが残念ですが土佐礼子と中村友梨香のメダル獲りに期待。実は土佐より中村に期待しています。

 

地力は土佐の方が上ですが女子マラソン四天王のポーララドクリフ、キャサリンヌデレバ、周春秀には及ばない(ちなみにもう一人は野口)。実際去年の世界陸上でもヌデレバと周に負けました。今大会も獲れて銅といったところでしょう。

 

ならば若い中村に期待をかけてみたいと思います!なお柔道の中村美里や競泳の中村礼子など今大会は性が中村の選手が活躍しているというのもあったりw

 

 

マラソンのあとは競泳最終日。いよいよフェルプスが八冠を賭けてメドレーリレー決勝に臨みます。また日本も予選3位で決勝に進みます。アテネでは銅メダルを獲得したこの種目。

 

今回もメダル獲りを果たしてほしい。なお女子のメドレーリレーでも日本は決勝に残っています。

 

 

そして女子レスリングに伊調馨と浜口京子が登場!馨はほぼ金間違いないでしょう。自分は女子レスに限らず日本人参加者全員の中で最も金に近い存在は馨だと思っていました。1−0で勝つ美学が五輪でも活躍するか。

 

浜口はアテネで誤審で3位。その後の世界選手権でも決勝で悪質な頭突きの反則を食らって顔面骨折で負けたり翌年ケガから復帰した世界選手権でまた誤審で負けたりと不運続きです。

 

そんな彼女には絶対今度こそ金メダルを獲得してほしい!何度か言ってますが自分は前回悔しい思いをした選手に金メダルを獲って欲しいと思っています。だからこそ浜口!頑張ってください!

 

 

さらに体操の種目別も決勝!床で内村航平、あん馬で富田洋之が登場します。やはり期待は内村。もうすでに銀を二つ獲っているのでこれ以上はいらないでしょう。

 

目指すものは一つ。表彰台のもう一段上に登ってもらいたい。最大のライバルはルーマニアのドラグレスクか。この人は予選で床一位。跳馬との二冠を狙っている強敵です。

 

富田は中国勢が強いのでメダルに届くかどうかというところだと思いますが日本のエースとしての意地を見せてほしい。

 

 

さらにさらに!女子卓球三位決定戦があります!韓国相手に勝利して見事銅メダルを掴むことができるか…。男子の三位決定トーナメントの勝ちあがりにも期待です。

 

 

まだ終わりません!夜の陸上では室伏広治が登場!大阪で六位に終わった室伏が北京で巻き返しをはかります。イワンティホンをはじめとするライバルも相当強力ですが実力さえ出し切ればメダルは獲れるでしょう。

 

さてでは金が獲れるかどうか。私の予想では金メダルラインは83m、メダルラインは81mだと思ってます。今シーズン84mを投げているティホンに勝つのはもしかしたら難しいかもしれない。でも室伏ならきっとなんとかしてくれると信じてます。

 

 

ということで明日はメダルが獲れそうな種目が女子マラソン、馨、浜口、卓球女子団体、内村、室伏と6つもあります!いやー全部観れるかなw。今のところ金メダル獲得のシーンは全て生で観たのですが。

 

アテネの時も大会十日目に女子レスの4人と、体操種目別平行棒で富田洋之が銀、鉄棒で米田功が銅という一日に6つメダル獲得というのがありましたが明日はそれに並ぶかどうかが注目されます。

 

ただ全て微妙な競技。全部獲る可能性もあるし全部獲れない可能性もある…。日本勢のメダル最終成績のためには明日は正念場となる一日になりそうです。

 

 

 

 

 

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