2018年ロシアW杯メンバー予想
四年前もやった企画です。２０１４年ブラジルW杯メンバー発表が迫っていますが、あえて４年後のロシアW杯メンバーを予想してみようと。ちなみに四年前予想したブラジルW杯メンバーは以下の記事にて。
http://gorinsports.net/10wcup/10wcup511.html
まあ半分くらいは当たりそうですかｗ。
四年後誰が代表メンバーになっているかなんて現実的に予想ができるわけがありません。そんなことができればとっくにプロのスカウトになってますｗ。
ですがある程度の基準に従ってメンバーを予想することができます。
基準の一つ目が世代。今年のブラジルW杯では北京世代が中心となり、一定のロンドン世代、わずかなアテネ世代、というメンバー構成になるはずです。
となると順調に世代交代ができれば４年後のロシアW杯はロンドン世代が中心、一定のリオ世代、わずかな北京世代、というメンバー構成になるのが普通でしょう。
リオ世代に関しては誰が伸びてくるのか予想が最も難しいポイントですが、基本的には若いうちに(つまり現段階で)試合経験をしっかり積めていたり海外経験を積んでいて伸びてきそうな選手を選んでみたいと思います。
メンバー予想
では早速メンバー予想に入ります。
GK
西川周作
権田修一
櫛引政敏
DF
長友佑都
酒井宏樹
酒井高徳
川口尚紀
吉田麻也
岩波拓也
昌子源
植田直通
MF
柴崎岳
山口蛍
大島僚太
丸岡満
本田圭佑
香川真司
清武弘嗣
南野拓実
中島翔哉
柿谷曜一朗
FW
久保裕也
大迫勇也
選出理由解説
GK
ブラジルではアテネ世代の川島、北京世代の西川、ロンドン世代の権田と綺麗に三人が世代別に別れるだろう。となるとロシアでは北京世代の西川、ロンドン世代の権田は据え置きでリオ世代の守護神最有力候補である櫛引が三人目として入ってくるか。
DF
SBは北京世代とはいえやはり長友は外せない。インテルでバリバリ活躍している長友が４年後代表レベルにすら達しないほど衰えるとは思えない。というより日本のためにもそうなってはいけない。まだまだ４年後も世界トップレベルのSBでいて欲しい。
酒井宏、酒井高はブラジルにも選ばれるのが有力な二人。二人ともロンドン世代であり、ロンドン世代が中心になるであろうロシアW杯のメンバー予想から外す理由もない。
あと一人はもちろん内田篤人も有力候補であるが、そうなると四人とも代わり映えしないためつまらない予想になってしまうｗ。というわけでここはリオ世代の川口に期待したい。2011年のU17W杯で彼のプレーを観た時は絶対将来伸びると感じた。
今はまだJ1で活躍するのは厳しいレベルだが４年後までに伸びてくるのを期待したい選手である。
CBは吉田麻也がまだまだ柱でいて欲しい。世代的には北京世代だが年少組なのでロンドン世代の年長組と年はあまり変わらない。しかしアテネ世代の今野泰幸や北京世代の森重真人などはどうなるか。
吉田以外は新たなメンバーと考えるのが妥当かもしれない。
先日の代表合宿に選ばれた山下達也や塩谷司、ロンドン世代の鈴木大輔、濱田水輝、山村和也なども候補になるが、それより下の世代はCBの宝庫である。
ロンドン五輪の二年前にJで試合に出ているCBはほとんどいなかったが、リオ世代はリオ五輪の二年前である現時点でJのレギュラーとして活躍しているCBは多数いる。４年後はこの世代のA代表入りに期待したい。
その筆頭株が神戸の岩波である。2011年U17W杯で活躍し神戸でも早くからレギュラーを獲得。オランダのPSVからも興味を持たれた逸材であり、ブラジルW杯直後から代表入りしてもおかしくない存在。
そしてその岩波とU17W杯でコンビを組んだ植田と先日の代表合宿に呼ばれた昌子の鹿島コンビにも期待したい。
高さと強さ、速さがある植田の潜在能力は明らかなものであるし、昌子はロンドン世代年少組であるプラチナ世代であり四年後は２５歳と非常に良い時期を迎える。
昌子はすでに鹿島でレギュラーを掴んでおり、今後も順調に伸びれば近いうちに代表に定着するだろう。植田はまずは鹿島でレギュラーを勝ち取ることが必要になる。
鹿島にはロンドン五輪代表の山村もおり非常に熾烈なCB争いになる。皆若くて将来性ある選手なため、鹿島でレギュラーを掴むことが代表入りの近道となりそうだ。
またこの世代はガンバの西野貴治、湘南の遠藤航、札幌の奈良竜樹など現段階からJで活躍している選手が多数いる。リオ五輪の代表争いがW杯ロシア大会の代表争いへと直接繋がっていくかもしれない。
MF
ボランチで四年後も残っていそうなのはロンドン世代の山口くらいか。遠藤保仁、長谷部誠、細貝萌、青山敏弘などは皆北京世代以上なため、彼らの代役を早めに見つけていかなければいけない。
まず遠藤の後釜を探すことが急務になる。第一候補は先日の代表合宿に選ばれた柴崎。プラチナ世代のボランチであり鹿島で主力として活躍している。彼もおそらくブラジル後には代表に定着するだろう。
ロンドン組では山口とコンビを組んだ同じセレッソの扇原貴宏なども期待の存在であるが、ここ最近は伸び悩みを感じておりセレッソでもレギュラーを掴んでいるとは言えない。なのでボランチも下の世代からの台頭を期待したいポジションである。
リオ世代からは川崎Fの大島が期待できそう。２１歳ながら川崎の中心選手として活躍しており、試合を組み立てるボランチとして柴崎と共に伸びていって欲しい存在である。
ロンドン世代でこの時期にJの主力として活躍していたボランチはほとんどいなかったことからも彼の才能は伺える。
そしてもう一人はドルトムントユースに所属する丸岡を選んでみた。
リオ世代のボランチは他にも望月嶺臣や深井一希、秋野央樹、喜田拓也、野澤英之、小泉慶、熊谷アンドリューなど楽しみな選手がいるが皆一長一短で四年後のロシアW杯メンバーとして予想するには決定打に欠ける。
そこでドルトムントでしっかり成長して四年後はドルトムントの主力になって欲しいという期待も込めて丸岡をボランチ最後の一枠にしたい。
OHに関しては本田と香川はやはり外せない。二人ともミランやマンUのようなビッグクラブで今後何年も主力として活躍して欲しい選手である。そしてそんな選手を代表から外すということはありえない。
二人の今後のクラブでの活躍に期待するという意味も込めてこの二人は四年後のロシアでも主力を担ってくれると予想したい。
そしてブラジルW杯にもまず選ばれるだろう清武は主力となるべきロンドン組の攻撃陣では一番の出世頭。今後さらに飛躍して岡崎慎司を追い落とすくらいのレベルにまでなってもらいたい。
同じくロンドン世代の柿谷も外せない。ブラジルW杯には１トップで選ばれるだろうが、おそらくW杯後に海外移籍をするであろう。そして海外では柿谷のようなタイプはCFよりOHで使われることが多いと予想される。
海外で今以上に成長してくれる未来を期待してMFとしての枠で選出してみた。
下の世代からは先日の代表候補合宿にも選ばれた南野はやはり入れておきたい。すでに実力は代表クラスであり、ブラジル後に代表に定着しそうな一人である。
そしてもう一人下の世代からリオ五輪世代攻撃陣の中心になりそうな中島翔哉を推したい。今年頭に行われたU22アジアカップでの活躍は素晴らしかった。あのキレのあるドリブルは途中出場で流れを変えるジョーカーとしての役割も期待できそうだ。
もちろんここで挙げた六人以外にもOHの人材は豊富である。ロンドン世代の宮市亮、宇佐美貴史、大津祐樹、斎藤学、原口元気らも皆代表レベルの力は持っているし、リオ世代にも野津田岳人、石毛秀樹、金森健志ら期待の若手が控えている。
このポジションは本当に誰が選ばれても不思議が無いポジションである。
CF
ブラジルW杯メンバーにも選ばれるであろう大迫はロンドン世代。当然四年後も主力FWとして期待したい選手である。今はブンデス二部で海外経験を積み始めたところだが、いずれ一部で活躍してくれるだろう。
そしてもう一人は下の世代から久保裕也を選出。二十歳にしてスイスのヤングボーイズでレギュラーとして活躍しているその経験値は将来絶対に活きてくるだろう。
こんなに若くから海外で活躍する日本人FWは今まで一人もいなかった。そんな稀有な存在である久保を最後の一枠に予想することとした。
また枠の関係で入れられなかったが久保と最後まで悩んだ存在が鈴木武蔵。今年に入ってからの新潟でのプレーぶりは素晴らしい。チームのエースストライカーであり代表候補でもある川又よりも相手に脅威を与えている存在と言っても過言ではないかもしれない。
日本とジャマイカのハーフで身体能力はずば抜けている。2011年U17W杯ではあまり良いプレーができず、将来じっくり育ってくれればというくらいの目でしか見ていなかったが、まさかこんなに早くから才能が開花するとは思ってもみなかった。
彼が四年後に日本のエースストライカーとしてロシアのピッチに立っていたとしてもまったくおかしくはないだろう。
というわけで以上２３人を予想してみました。未来のことを思うと胸が躍りますね。実際は良くて半分くらい当たるというのが関の山でしょう。
ここに書いていない、もしくは現時点で私がまったく知らない選手が四年後に入っていることも十分考えられます。そんな思わぬサプライズも期待しつつ、まずはもうすぐに迫ったブラジルW杯、そして四年後のロシアW杯を楽しみに待つことにしましょう。
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