リオ五輪4日目の考察(柔道、競泳、カヌー、卓球、体操、フェンシング、ラグビー)

リオ五輪4日目の考察(柔道、競泳、カヌー、卓球、体操、フェンシング、ラグビー)

柔道では永瀬貴規が銅メダルを獲得。

 

しかし優勝候補筆頭の永瀬だっただけに金メダル取れなくて残念でしたね。

 

 

ベスト8のトマ戦でなかなか組ませてくれない相手に取られてしまった有効ポイントは絶対に取られてはいけないポイントでした。

 

過去2戦2勝の相手ですが、いずれもゴールデンスコアの接戦ということでしたので相性も良くなかったのでしょう。

 

また永瀬の調子も調整ミスを疑うくらい本来の調子とはほど遠いものでした。

 

 

ただその後は敗者復活戦で見事な一本勝ちで勝ちあがり、3位決定戦でもチリキシビリとの対決を制して銅メダルを獲得したのは見事でした。

 

 

田代未来は残念ながら5位。

 

ベスト4まで進みましたが過去5戦5敗のアグベニューの壁はまたしても超えられず。

 

ただあの場外指導でも負けは悔しいですね。少々納得いかない部分もあります。

 

今日の内容は決して負けてはいなかった。

 

 

ただアグベニュー相手に有効な技を出せず指導も取れなかったというのも事実ではあります。

 

海老沼匡や中村美里も同じような負け方でした。

 

 

同格か格上の相手に技でポイントを取れない時は指導の差で勝つ。

 

そのような戦い方もできるようにならなければいけないように思います。

 

 

競泳

 

競泳では200バタフライで坂井聖人が銀メダルを獲得!

 

決勝で1分53秒40と自己ベストを大幅に更新し、あのフェルプス相手に0,04秒差まで追い詰めました。

 

惜しかったですがお見事!

 

まだ21歳と若いので、これから瀬戸大也と共に日本のバタフライを引っ張っていって欲しいですね。

 

 

またマイケルフェルプスは20個目となる金メダル。

 

2バタはここ3大会で山本貴司が銀、松田丈志が銅、坂井聖人が銀。

 

3世代フェルプスの壁に跳ね返され続けたという感じですね。

 

勝ち逃げされてしまうようで悔しいですが、2個メで萩野公介にリベンジして貰いましょう!

 

 

男子200平泳ぎ準決勝では渡辺一平が2分7秒22というオリンピックレコードで1位通過!

 

伸び盛りの19歳凄いですね。

 

決勝でもこの泳ぎできたら金メダル狙えます。

 

 

今回メダル狙えるのは小関也朱篤で渡辺は4年後に向けて経験してくれればと思ってましたけど、このタイムを出してこられると期待せざるを得ません。

 

今日の泳ぎをもう一度再現し、準決勝4位通過の小関と一緒にダブル表彰台を狙って欲しい。

 

 

また女子200バタフライ準決勝で星奈津美が4位通過で決勝へ。

 

昨年世界水泳金メダリストの星ですがちょっと心配な泳ぎでしたね。

 

2本目を深夜に泳ぐという体力的な問題でしょうか。

 

1日ゆっくり休んで明日残った力を爆発させて欲しい。

 

 

長谷川涼香は惜しくも9位で決勝に残れませんでしたがまだ16歳。

 

東京五輪に期待です!

 

 

そして男子800フリーリレーで東京五輪以来52年ぶりの銅メダルを獲得!

 

これも凄かったですね。松田丈志を手ぶらで帰らせるわけにはいかない!

 

最初の萩野が勢いつけましたね。また小堀勇気のラップタイムも素晴らしかった。

 

本当に4人とも素晴らしい泳ぎだったと思います。

 

 

またマイケルフェルプスは金メダル21個目。

 

今大会すでに3冠。

 

まさかまさか今大会で引退するのに6冠なんてことはないですよね?(いやいやそこは萩野が阻止します)

 

 

カヌー

 

カヌーの男子スラロームカナディアンシングルで羽根田卓也が銅メダルを獲得!

 

五輪カヌー競技で日本選手初のメダルとのことです。

 

本当に凄いことを成し遂げてくれました。

 

 

私はカヌーを観るのも初めてでルールもわからずに観ていたのが正直なところですが、このメダルでカヌーという競技が注目されるようになればいいですね。

 

有吉マツコの怒り新党で紹介されていたのも覚えていたんですが、いわゆるマイナースポーツと言われる競技についても優秀な選手に対しては国が力を入れて強化して欲しいなと思います。

 

 

卓球

 

卓球は水谷隼と福原愛がベスト4に進出!

 

水谷はフレイタス、福原はフォンテンウェイという強豪を破っての勝利です。

 

本当にお見事でした。

 

 

丹羽孝希も残念ながら中国の張継科に負けてしまいましたがベスト8進出は見事です。

 

水谷と福原はいよいよ中国勢との勝負になりますが、今こそ打倒中国を成し遂げて欲しいですね。

 

 

その他種目

 

体操女子団体がメダルまであと一歩と迫る4位入賞!

 

また男子フェンシングエペの見延和靖もベスト8で敗退しましたが入賞を果たしました。

 

男子ラグビーはニュージーランドに対して勝利するという大金星!

 

次のイギリス戦は負けてしまいましたが、グループリーグ通過をかけてケニアとの試合に臨みます。

 

 

明日の見所

 

柔道は男子90kg級にベイカー茉秋、女子70kg級に田知本遥が登場します。

 

ベイカーはなかなか組み合わせに恵まれまして、ベスト4までそれほど怖い相手はいません。

 

 

準決勝ではトート、イリアディス、ニマンといったあたりと当たると思いますが、このあたりの相手に勝てば決勝というのはかなりチャンスです。

 

逆ブロックにクァクドンファン、デニソフ、リパルテリアニ、ゴンザレスといった強豪が固まりましたのでベイカーとしてはしっかり決勝に進んで強敵を迎え撃ちたい。

 

 

田知本はノーシードなので1回戦からの登場。

 

1回戦は問題無いと思いますが、2回戦からいきなり第1シードのポリングと当たる山場を迎えます。

 

ただポリング相手にもこれまで勝ち越しているので勝てる可能性は十分。

 

ここを乗り越えられればベスト4まで行けると思います。

 

 

ベスト4ではグラフかファルカスコッホと当たりますが力関係は互角か。

 

もしここも勝てて決勝に進むようなら逆ブロックからはアルベアル、ベルナベウ、エマヌといったあたりが上がってくるでしょう。

 

 

体操は男子個人総合決勝があります。

 

絶対王者の内村航平が二連覇を目指します。

 

最大のライバルはウクライナのオレグヴェルニャエフ。

 

 

個人総合1位のヴェルニャエフは予選で92点に迫る点数を出しており、団体決勝の内村よりも得点が上となっています。

 

さらにウクライナは団体決勝でヴェルニャエフを2種目だけに出場させて後は休ませるという戦略を取っており、団体を捨てても個人総合で内村に勝たせようという戦略を組んできています。

 

 

今まで内村の最大のライバルと言われてきながらも決勝でミスをして自滅というのを繰り返してきたのが過去のヴェルニャエフでした。

 

今大会いよいよヴェルニャエフが本領を発揮してくるとなったら本当に怖い相手になってきます。

 

 

ただ内村が自分の演技をしっかりやれれば勝てるはず!

 

かつては「落下しても勝てる」なんてことも言われましたが、今はそこまでの差はありません。

 

内村がミスをしてヴェルニャエフにノーミスで通されたら負けます。

 

あん馬で落ちない、鉄棒で落ちない、逆スイングしないというのが大切になると思うので、この3つを乗り越えられれば必ず勝てるでしょう。

 

 

また加藤凌平もメダルを狙います。

 

イギリスのウィットロック、中国のデンシュデイ、ロシアのベルヤフスキー、アメリカのミクラクあたりがメダル争いのライバルになってきそうです。

 

 

競泳では男子200m平泳ぎの決勝で渡辺と小関が表彰台を目指します。

 

オリンピックレコードを出して1位通過の渡辺と4位通過の小関。

 

ダブル表彰台、そして金メダルチャンスも十分あります。

 

 

女子200mバタフライ決勝では星が出場。

 

昨年世界水泳の金メダリストが世界大会連覇を狙います。

 

 

準決勝の泳ぎでは表彰台も厳しいと思いますので決勝は前半からしっかりついていかなければいけないでしょう。

 

150mのターン時点で先頭と体半分差くらいで折り返せればラスト50mで十分逆転は可能だと思います。

 

 

また金メダルも狙える男子200m個人メドレーの萩野公介と女子200m平泳ぎの金藤理絵は予選と準決勝を泳ぎます。

 

決勝に向けてどのような泳ぎができるかが注目。

 

男子200m背泳ぎの入江陵介も予選と準決勝がありますので、決勝で勝負ができる泳ぎで準決勝を突破しておきたい。

 

 

サッカーは予選リーグ最終戦のスウェーデン戦があります。

 

引き分けでもナイジェリアがコロンビアに勝てば進出できる可能性がありますが、1位通過を決めているナイジェリアが勝つことを期待するべきではないでしょう。

 

やはり最後は勝ちたい。

 

 

勝ってもコロンビアがナイジェリアに勝ってしまえば敗退という他力本願の状況ではありますが、やれることはやりつくして結果を待ちたいものです。

 

コロンビア戦で0−2ビハインドから追いついたことで勢いはあると思いますので、スウェーデンに勝利して決勝トーナメント進出に向けて望みを繋いで欲しい。

 

 

卓球では福原が中国の李暁霞を相手に準決勝を戦います。

 

勝てば決勝というメダルマッチ。

 

かなり厳しい戦いになるとは思いますが、フォンテンウェイにストレートで圧勝というのは中国相手でも通用するのではないかという期待を持たせてくれました。

 

 

李暁霞は間違いなく世界トップの選手ですが、打倒中国を掲げて戦ってきた日本卓球。

 

今こそその目標を実現させて欲しい!

 

 

その他種目では女子バレーが強豪ブラジルとの1戦。

 

厳しい戦いになるとは思いますが、初戦韓国戦の負けをここで取り返したいところです。

 

 

前回銀メダルを獲得したアーチェリーの古川高晴も個人戦に出てきます。

 

2大会連続のメダルを期待したい。

 

 

テニスは錦織圭が3回戦でマルティンと当たります。

 

格下相手なのできっちり勝ってベスト8進出を決めて欲しい。

 

またダニエル太郎はジョコビッチに勝ったデルポトロに挑みます。

 

 

明日もメダルラッシュに期待しましょう!

 

 

 

 

 

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