東京五輪 8/3の競技レポートと翌日の見所紹介
ボクシングでは女子フェザー級で入江聖奈が金メダルを獲得！
相手のフィリピンのペテシオは2019年の世界選手権金メダリスト。
強い相手だったので大接戦になりましたが、力任せに来る相手に対し、入江は技術で的確に効果的なパンチを当てていたように見えました。
その技術の差がわずかな勝敗を分けたのだと思います。
女子ボクシングは出場自体が今大会が初めてという中で、初出場にしていきなり金メダルを獲得。素晴らしい結果を残してくれました。
また、男子フライ級では田中亮明が準々決勝で勝利してメダルを確定させました。
体操の種目別鉄棒では橋本大輝が金メダルを獲得！
直前にスルビッチが14.9というスコアを出して、それを上回らないといけないというシビアな展開。
そこで着地まで止める完璧な演技を見せてくれました。
なんというメンタルの強さ。普段の演技をやれば金メダルという場面で本当に普段通りの演技を通してしまう凄さ。
末恐ろしい19歳です。内村航平も橋本が鉄棒で金メダルを取ってくれてほっとしていることでしょう。
女子の種目別平均台ではリザーブ１番手だった芦川うららがルーマニアのヨルダケ欠場により繰り上がりで欠場。
細かいミスはあったものの大きな過失はなく、しっかり自分の演技をやり通して６位入賞という結果でした。
卓球男子団体はスウェーデンに勝利してベスト４進出。
前日とはオーダーを変えて張本と丹羽のダブルス、水谷のシングルス２点起用というオーダーできました。
水谷の調子が良いのでエースとしてシングルス２点起用して、ダブルスでは右利きの張本と左利きの丹羽を組ませる。理にかなったオーダーチェンジだと思いました。
初戦のダブルスは目論見通り勝利。しかし２戦目はエース対決で水谷が相手のエースのファルクに敗れます。
３戦目は張本がケルベリ相手に接戦をものにすると４戦目は丹羽対ファルク。
２戦目でエース対決で水谷を破ったファルクですが、丹羽はそんなファルク相手に３−０で圧勝して日本が勝利。
丹羽のプレースタイルが水谷よりも対ファルクに関しては噛み合ったというのもあったと思いますが、相手のエースを潰して勝利を決めるという素晴らしい働きでした。
卓球女子団体は香港に勝って決勝進出。
この試合も３−０できっちり勝ちきり、もはや今の日本にとって敵は中国のみ。
実力的に中国は圧倒的ですが、思い切り戦って欲しい。
レスリングでは屋比久翔平が３位決定戦に勝利して銅メダルを獲得。
リードされてたところから相手を豪快に投げて4点取ってから大逆転。
そして最後も出てくる相手をさばいて投げて4点追加してテクニカルフォール勝ち。素晴らしい銅メダルでした。
土性沙羅は敗者復活戦を勝ち上がり３位決定戦進出。
しかし３位決定戦では一瞬の隙を突かれて投げられ、フォールを決められてしまいメダルを逃しました。
女子62kg級の川井友香子は初戦10-0のテクニカルフォールで圧勝。２回戦も相手にポイント先行される場面もありましたが最終的には10-2と圧勝し、準決勝に進みます。
準決勝ではブルガリアの選手相手に３−２で競り勝ち、決勝進出。銀メダル以上を確定させました。
男子サッカーは延長戦の末スペイン相手に０−１で惜敗。
残り５分耐えればPKというところですが惜しかったですね。さすがスペインというゴールでやはり強かったです。
しかし日本もよく戦いました。３位決定戦、最後１試合なので頑張って欲しい。
男子バレーボールは準々決勝で世界ランク１位のブラジル相手に敗戦。
しかし決勝トーナメントに進んだことで歴史を動かしていたチームですので、見事な健闘だったと思います。
アーティスティックスイミングデュエットでは吉田萌、乾友紀子ペアが前半のテクニカルルーティンを終えて４位につけています。
陸上では男子400mハードルでワーホルムが45秒94という驚異的な世界新記録を出して金メダルを獲得。
ついに400mハードルの世界記録が45秒台まで突入してきました。
銀メダルのベンジャミンも46秒17で従来の世界記録を上回っており、史上最高レベルのレースでした。
女子やり投げの北口榛花は１投目に62m06を投げ、この種目として57年ぶりとなる決勝に進みました。
決勝でも十分入賞ラインが狙えると思います。
男子110mハードルでは泉谷駿介と金井大旺の二人が予選を突破。
そして女子200mはエライン・トンプソン・ヒラが100mとの２冠を達成しました。
さて明日の見所です。
7:30から女子ゴルフの第１ラウンドがスタート。
日本の畑岡奈紗と稲見萌寧のメダルを目指す戦いが始まります。
9:00からは女子スケートボードのパークに注目。
日本の岡本碧優、四十住さくらは金メダル候補です。夏季五輪日本代表史上最年少出場となる開心那もメダルを目指します。
今大会スケートボードのストリートでは男女共日本が金メダルを獲得していますので、パークでも日本勢の活躍に期待です。
レスリングは11:30から女子57kg級で前回金メダリストの川井梨紗子が登場します。
男子フリー57kg級の高橋侑希も11:30予定。
男子フリー86kg級の高谷惣亮は11:44に予定されています。
14:15からはボクシング女子フライ級の準決勝に並木月海が出場。
金メダルを取った入江聖奈に続いて欲しい。まずはこの試合で決勝進出を目指します。
17:20からは女子バスケットボールの準々決勝。ベスト４を賭けてベルギーと戦います。
19:00からは野球の準決勝で日本対韓国。勝てば決勝進出となる一戦です。
おそらく日本はエースの山本由伸で勝ちにいくでしょう。
19:30からは卓球男子団体の準決勝。
スウェーデン戦はオーダー組み換えという奇策に出て勝負に勝った日本。この試合はまずオーダーから注目になります。
ドイツはボルとフランチスカが組むダブルスがとても強いので、ここで一敗を覚悟する必要があります。
ならば張本をシングルス２点起用して２勝して貰い、水谷か丹羽のどちらかがシングルスで勝つという狙いでいくのではないかという気がしています。
相手のエースはオフチャロフなので、ダブルスを落とす前提ならオフチャロフに２勝されたらもう勝てません。
張本対オフチャロフのエース対決で張本が勝つというのが最低条件になってくるでしょう。
そして21:15からはレスリング女子62kg級決勝。
伊調姉妹ですら成し遂げることができなかった女子レスリング史上初の姉妹金メダルへ。
まずは妹の川井友香子が金メダルを目指します。
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