東京五輪 8/5の競技レポートと翌日の見所紹介
レスリングは川井梨紗子が金メダルを獲得！
決勝も5-0と相手を完封しての勝利と強さを見せました。
これで姉妹で金達成ですね。素晴らしいです。
女子53kg級の向田真優は初戦10-0と圧勝して、２回戦もテクニカルフォール勝ち。
準決勝も6-0までリードを広げた後に安全に逃げ切って決勝に進みます。
男子フリー74kg級の乙黒圭祐は世界ランク２位の相手に積極的ないいレスリングができていたのですが、残念ながら一瞬の隙を突かれてフォール負けとなりました。
陸上は男子20km競歩で池田向希が銀メダル、山西利和が銅メダルを獲得。
１位のイタリアのスタノが強く惜しくも金メダルは届きませんでしたが、ダブル表彰台は見事です。
オリンピックで男子20km競歩のメダルは初めてですので、歴史的な快挙を成し遂げてくれました。
男子4×100mリレーでは日本が３位と着順で通過。
ギリギリでしたがとにかく決勝に残れたことは良かった。しかしこのままではメダルは厳しそうです。
決勝はメダルのためにメンバーを代えるのか、それともバトンを攻めるのか。どういう戦略を取ってくるかが楽しみです。
空手では形で清水希容が銀メダル。素人目にサンチェスとの差はわかりませんでしたが、さすがは世界選手権優勝者でしたね。
サンチェス超えはなりませんでした。
卓球女子団体は中国にストレートで敗れて銀メダル。
やはり強かった中国。壁は高いです。
この壁をどう崩すかはもう日本卓球界の永遠のテーマですね。
今大会は混合ダブルスでは崩せたのでもうあと少しというところまでは来ていると思います。
スポーツクライミングは楢崎智亜が惜しくもメダルに届かず４位。
スピードで決勝に残ったのですが足を滑らせてヒネスロペスに敗れて２位。結果的にここが大きく結果を左右しました。
本来ならスピードで負けるはずがない相手。もしここで楢崎が足を滑らせず普通に登れていれば楢崎が金メダルでした。
しかしここで楢崎が敗れたことで結果的にヒネスロペスが金メダル。楢崎はメダル無し。
スピードの結果が逆であれば楢崎が金メダル、ヒネスロペスがメダル無しだったので本当に悔やまれるミスでした。
今大会日本勢は調子が良かったので意識することはありませんでしたが、これこそオリンピックに潜む魔物でしたね・・・。
まあしかしこういうこともあります。スポーツクライミングはパリ五輪でもあるのでまたリベンジして欲しい。
スケートボード男子パークの平野歩夢は予選14位で残念ながら決勝進出はならず。
しかし平野歩夢は２本目でしっかり自分の滑りをフルメイクしました。
平野は元々この種目は世界ランク25位の選手です。大健闘と言っていいと思います。
夏冬同時出場に挑戦してしっかり自分の演技を通したこと自体が素晴らしいことです。
さて明日の見所です。
5:30からは男子50km競歩。川野将虎、丸尾知司、勝木隼人の三人ともメダルを狙える実力があります。
7:30からは女子ゴルフの第３ラウンド。稲見萌寧が-7までスコアを上げてきて、メダルラインまで２打差と詰めています。
11:00からは卓球男子団体の３位決定戦。相手は韓国。
韓国もドイツ同様に強敵ですが、日本の三人が実力を出し切れれば勝てる相手だと思います。
韓国戦もおそらく張本をシングルス２点使うオーダーになるでしょう。
レスリングでは女子50kg級に須崎優衣、男子フリー65kg級に乙黒拓斗が出場。
須崎は伊調馨、吉田沙保里の系譜を次ぐ日本女子レスリングの強さを示す選手として前評判が高いです。
シニアデビュー以来外国人選手に負けなし。
ジュニア時代も含め世界選手権ではこれまで31戦して29試合が完封勝利で、トータルのスコアは290−6。圧倒的な強さです。
また乙黒拓斗も世界選手権優勝経験があり、金メダルを狙える選手です。
二人とも初戦は11:44に組まれています。
空手は組手女子61kg級に染谷真有美、組手男子75kg級に西村拳、男子形に喜友名諒が出場します。
三人ともメダルの期待ができる選手ですが、特に形の喜友名はアクシデントが無ければ金メダル確実というレベルの選手。
形の決勝は絶対に観た方がいいです。
空手の予選セッションは10:00から14:45まで。
決勝セッションは17:00から21:40までとなっています。
16:30からは女子20km競歩があります。
岡田久美子と藤井菜々子は二人とも2019年の世界陸上ドーハで入賞しているので、今大会もメダルに絡む可能性はあります。
17:30からはスポーツクライミング女子決勝に注目。
野口啓代と野中生萌の二人がメダルを目指します。
ヤーニャ・ガンブレットという絶対女王が強いですが、日本の二人はその牙城を崩すことができるか。
18:00からはサッカー男子３位決定戦。相手はメキシコです。
1968年のメキシコ五輪では３位決定戦で地元のメキシコを破って日本が銅メダルを獲得。
今回は東京五輪で日本が地元としてメキシコを迎え撃つという逆の構図になりました。
メキシコは当然並々ならぬ気持ちで臨んで来るでしょう。日本も負けるわけにはいきません。
19:50からの陸上決勝セッションも注目が目白押し。
女子やり投げ決勝には北口榛花が出場。女子1500m決勝には田中希実が出場します。
そして男子4×100mリレーも決勝。日本が２大会連続のメダル獲得はなるか。見逃せません。
20:00からは女子バスケットボールの準決勝もあります。
相手はフランスで予選リーグでは日本が勝利した相手です。
しかしフランスも今度は負けられないという気持ちで来るでしょう。
こちらも厳しい試合になりそうです。
21:15からはレスリング女子53kg級の向田真優の決勝があります。
川井姉妹に続く女子レスリングの金メダルラッシュは続くか。
吉田沙保里の後継者と呼ばれることもある向田ですが、前回大会で吉田が金メダルを逃したこの階級で金メダルを取ってこそ吉田沙保里の後継者と呼ばれるにふさわしいレスラーと言えるでしょう。
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