日本男子マラソン4強時代

日本男子マラソン4強時代

先日の熊日30kmマラソンでは公務員ランナーの川内が1時間29分31秒という好タイムで優勝しました。

 

世界陸上の惨敗後、ロンドン五輪出場も逃すなど、一時期彼の実力が疑問視された時もありました。

 

しかしここにきて別府大分マラソンで優勝して世界陸上モスクワの出場権をほぼ確実にすると、その二週間後の熊日30kmでも優勝。

 

熊日では実業団ナンバーワンのスピードランナーと評される宮脇や箱根駅伝で活躍したギタウダニエル、設楽兄に勝利。アップダウンの多いコースながら1km3分を切るペースで30kmを走りました。

 

もはや今の彼の実力に疑問を抱く人は少ないでしょう。名実ともに日本トップクラスのランナーに上り詰めました。

 

 

さて今の日本男子マラソン界。長距離ファンの間では4強と言われることが多いのでちょっと紹介しようと思います。

 

 

公務員ランナー川内優輝

 

一人目が先ほど述べた川内。別府大分マラソンでは2時間8分15秒という好タイムで優勝。熊日でもキロ3分を切るペースで走りました。

 

仮にキロ3分ペースでフルマラソンを走ったとすると2時間6分台のタイムが出ます。

 

6分台は世界とも渡り合えるタイムです。ソウル国際マラソンではタイムを狙って走るそうですが、本当に狙って6分台、7分台を出せれば世界陸上でも期待できるでしょう。

 

 

彼の強みは箱根6区を走ったことからもわかるように下りに強いこと。下り坂でスパートして仕掛けるという強みがあります。別府大分でも熊日でも下り坂のスパートで勝負を決めました。

 

粘りの走りはできますしスパートの切れ味もある。

 

二年前の世界陸上の惨敗などもあり、夏マラソンでもどこまで粘れるかというのが気になる点ではありますが、まずは7分台をコンスタントに出せる実力を身につけて世界と勝負してほしいと思います。

 

 

ロンドン五輪入賞の中本健太郎

 

そして二人目は五輪で6位に入賞した中本健太郎。別府大分では川内に負けたもののタイムは20秒差の2時間8分35秒。

 

五輪では6位、二年前の世界選手権では10位とコンスタントに上位に入る安定感が魅力の選手です。

 

ちなみに川内も中本も先日の別府大分で出したタイムが自己ベスト。

 

中本も川内同様、7分台をコンスタントに出せるようになれば、その安定感にさらに磨きがかかることでしょう。

 

 

実力なら日本最強?堀端宏行

 

三人目は堀端宏行。二年前の世界陸上では中本を上回る7位入賞。

 

五輪出場は逃しましたが、今年の世界陸上の選考会である福岡国際では2時間8分24秒という自己ベストで代表をほぼ確実にしました。

 

今でも堀端が今の日本男子マラソンで最も強いという意見を持つ人が多く、長身でダイナミックな走りと周りのペースに惑わされず自分のペースをコンスタントに刻める走りができる点が強みです。

 

 

東京マラソンで好タイムの藤原新

 

最後の四人目は藤原新。ロンドン五輪では失敗レースになってしまいましたが、ロンドン五輪の選考会であった東京マラソンでは2時間7分48秒という好タイムで優勝。

 

なお日本男子として2時間7分台を出したのは五年ぶり。

 

もちろん今の日本男子に藤原新以外で7分台を出せる選手はいません。タイム上は現在日本で最も速いマラソンランナーです。

 

ただし後半になると足を痙攣する癖があるのがやや不安な点。

 

東京マラソンでは痙攣しそうになり失速。ロンドン五輪では両足が痙攣し、惨敗しています。この癖を直せれば安定感のある走りができると思うのですが・・・。

 

 

というわけで現在の男子マラソン4強と呼ばれる4人を紹介しました。

 

注目すべきはこの四人共全員ここ一年以内に自己ベストを出しているという点。つまり勢いがあり、まだまだ伸びる余地があります。

 

ここ数年日本男子マラソンが低迷していた時代はサブテンと呼ばれる2時間10分を切れる選手もほとんどいませんでした。

 

しかしここ1,2年でこの四人のように7分台、8分台を出す選手がどんどん現れています。

 

 

世界と戦うために

 

ケニアやエチオピア勢は3分台、4分台を当たり前のように出しており、まだまだ力の差は大きいです。

 

とはいえ日本も夏マラソンでは粘りの走りで世界陸上テグ、ロンドン五輪でも入賞はできています。

 

8分台の選手でも入賞ができるということは、タイムを7分台、6分台とあげていけばさらに上位を狙えるということです。

 

 

この四人が切磋琢磨してまずは7分台、そして6分台をコンスタントに出せるようになれば、もう一度日本男子マラソンが世界大会でメダルを獲得できる日も訪れるかもしれません。

 

まずは今年の世界陸上モスクワ。

 

 

来週の東京マラソンで藤原新にしっかり走ってもらって、4強全員でモスクワに乗り込みたいですね。期待したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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