2021柔道グランドスラムパリ 女子柔道結果まとめ
東京オリンピック以来初めてとなる日本勢が出場する柔道の国際大会、グランドスラムパリが行われましたので結果をまとめます。
昨日の男子に引き続き、本日は女子の結果です。
・女子48kg級
古賀若菜 優勝
今年の世界選手権で準優勝した20歳の古賀が優勝。
それも地元フランスのエース、ブクリとクレモンという二人を破っての優勝で、いよいよ本格化してきたなという印象があります。
この階級はオリンピック銀メダリストの渡名喜や世界選手権で古賀を破って優勝した角田もおり、今後のパリ五輪に向けての代表争いが俄然楽しみになってきました。
・女子52kg級
武田亮子 2回戦敗退
武田は残念ながら初戦敗退。敗れたフランスのネトも実力差なので致し方なしか。
日本のこの階級はしばらく阿部詩1強時代が続きそうです。
・女子57kg級
舟久保遥香 優勝
実力者の舟久保が貫禄の優勝。
この階級にはオリンピック銅メダリストの芳田司や世界選手権銀メダルの玉置桃がいますが、現在23歳の舟久保もパリ五輪の有力代表候補の一人。
自身の名前がつく舟久保固めなど寝技が得意で、今大会も4試合全て寝技で一本勝ち。
シニアでのワールドツアー優勝は今回が初めて。今回の優勝でさらに化けて欲しい選手の一人です。
・女子70kg級
新添左季 優勝
大野陽子 3位
この階級は準々決勝で日本勢二人が直接対決。
実績では今年の世界選手権銀メダリストの大野陽子が上ですが、この日は寝技で新添が勝利。
さらに決勝でクロアチアのマティッチに勝利しており、このマティッチは世界選手権決勝で大野を破って優勝した選手。
つまり世界選手権の1位と2位を今大会で破ったことになります。
大野陽子は31歳とベテランなのに対して新添は25歳とパリ五輪の時にちょうど良い年齢になるので、今後は新添がこの階級の軸となるかもしれません。
オリンピック金メダリストの新井千鶴が引退を表明したこともありますので、新添のさらなる成長に期待です。
・女子78kg級
山莉加 2位
泉真生 1回戦敗退
高山莉加が銀メダルを獲得。決勝で強豪のロシアのバビンツェワに敗れたのは力関係を考えても致し方なしか。
年齢的にはまだ24歳と若い泉真生にも期待したいのですが、今回は1回戦敗退。
オリンピックで圧倒的な強さで優勝した濱田もすでに31歳とベテランの域なので若い世代の台頭にも期待したい階級となっています。
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