日本代表W杯予選激闘の歴史7 2018年ロシアW杯予選
これまでの日本代表のW杯予選の歴史を振り返るシリーズ。
第7回目は2018年ロシアW杯アジア予選を振り返っていきます。
2014年ブラジルW杯でグループリーグ敗退に終わった日本はメキシコ代表監督として2度W杯を率いたハビエル・アギーレを新監督として招聘します。
しかしアギーレに八百長疑惑が出たためにアギーレは解任され、ブラジルW杯でアルジェリアを率いてベスト16に進出した手腕が高く評価されたヴァヒド・ハリルホジッチを監督に招聘します。
就任してわずか3ヶ月でW杯2次予選に臨むことになったハリルジャパンですが、同組はシリア、シンガポール、アフガニスタン、カンボジアと格下ばかり。
ホームで行われた初戦、シンガポール戦でいきなり引き分けとなってしまうものの、残り試合は全勝で楽々1位通過を決めました。
そして最終予選はサウジアラビア、オーストラリア、UAE、イラク、タイと同組で上位2カ国が本大会出場というレギュレーション。
ホームで行われた初戦、UAE戦で1点先制しながらも逆転負けを喫し、2次予選に続いてホームの初戦で不覚を取る展開となってしまいました。
2戦目のアウェー、タイ戦は2−0で着実に勝利。
そして3戦目のホーム、イラク戦。この試合も先制したものの同点に追い付かれ、このまま引き分け濃厚と思われた後半アディショナルタイム5分。
ここで山口蛍が見事なミドルシュートを決めて勝ち越し。ここで初戦で負けた悪い流れを払拭し、予選全体の流れを掴みました。
4戦目のアウェー、オーストラリア戦はきっちり引き分け、5戦目のホーム、サウジアラビア戦も着実に2−1で勝利。
6戦目はUAEとのアウェー戦で2−0で勝ってホームで負けた時のリベンジに成功。
7戦目はホームでタイ相手に4−0と完勝。
8戦目のアウェー、イラク戦は1−1とドローになったものの、9戦目のホーム、オーストラリア戦で浅野拓磨と井手口陽介の2ゴールで完勝し、ロシアW杯出場を決めたのでした。
それでは今回の記事も最後にこの出場を決めた時に登録されていたメンバーの今を紹介して締めようと思います(2022年3月時点)。
川島永嗣:フランス、リーグアンのRCストラスブールにて現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
東口順昭:ガンバ大阪で現役続行中。
中村航輔:ポルトガル1部のポルティモネンセSCで現役続行中。
長友佑都:FC東京で現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
酒井宏樹:浦和レッズで現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
酒井高徳:ヴィッセル神戸で現役続行中。
吉田麻也:セリエAのサンプドリアで現役続行中。現在の日本代表のキャプテン。
昌子源:ガンバ大阪で現役続行中。
三浦弦太:ガンバ大阪で現役続行中。
槙野智章:ヴィッセル神戸で現役続行中。
長谷部誠:ドイツ、ブンデスリーガのフランクフルトで現役続行中。
井手口陽介:スコティッシュ・プレミアシップのセルティックFCで現役続行中。
山口蛍:ヴィッセル神戸で現役続行中。
柴崎岳:スペイン2部のCDレガネスで現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
小林祐希:韓国1部の江原FCで現役続行中。
原口元気:ドイツ、ブンデスリーガの1.FCウニオン・ベルリンで現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
香川真司:ベルギーリーグのシント=トロイデンVVで現役続行中。
本田圭佑:リトアニアリーグのスードゥヴァ・マリヤンポレで現役続行中。またカンボジア代表のGM・監督に就任。実業家としてもビジネスファンドを設立するなど活動中。
岡崎慎司:スペイン2部のFCカルタヘナで現役続行中。
乾貴士:セレッソ大阪で現役続行中。
大迫勇也:ヴィッセル神戸で現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
浅野拓磨:ブンデスリーガのVfLボーフムで現役続行中。現在も日本代表に選出されている。
久保裕也:アメリカMLSのFCシンシナティで現役続行中。
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