アジア大会 日本対バーレーン戦の考察

アジア大会 日本対バーレーン戦の考察

数日前に日本対バーレーン戦が行われました。結果は日本が5−2で勝ち!この試合はいい点も悪い点も全てが浮き彫りになった試合といえるでしょう。

 

前半は圧倒的に日本ペース。パレスチナ戦で活躍した石川直宏が先発して数多くのチャンスを作り1トップ2シャドーという実質3トップとも言える三人、中山悟志、松井大輔、大久保嘉人がそれぞれ一点、一点、二点ずつ決めて4−0と大きく突き放しました。

 

前半は危ない場面もなく本当に将来を担うU−21に私自身期待が高まりました。

 

 

しかし後半。誤審と思われる不遇のPKを取られ4−1。そこからは後半終了間際までバーレーンペースでした。PK後にリズムを立て直さなければならないのに浮き足立って追加点を許しそれでも一向によくならず攻められつづけていました。

 

危なっかしいピンチが多々あり一回崩れたら立て直せないという「若さ」という弱点が現れた後半でした。正直負ける可能性があると冷や冷やものの試合でした。

 

中山雅史、戸田和幸みたいな性格がワイルドで精神的にチームを引っ張ってくれる選手が一人でもいると変わると思いますが・・・。

 

 

田中達也が二試合連続ゴール

 

そして攻められつづけた後半終了間際。途中で入った田中達也がカウンターから一人で持ち込んで二試合連続ゴール!

 

崩れやすいけど大久保嘉人、石川直宏、松井大輔、田中達也らA代表にはいないタイプのパスではなくドリブルを得意とする選手が多いので一瞬で流れを変えることができるという長所も発見しました。

 

 

しかし強豪相手に彼らのドリブルは通用するのか・・・。おそらく通用するようになったときに初めて日本は本当の強さを手に入れることが出きるのでしょう。是非とも頑張って欲しいですね。

 

次戦はウズベキスタン戦。引き分けでも予選一位通過が決まりますが是非とも勝っていい流れのまま中国(おそらく)との試合に臨んでもらいましょう!

 

 

 

 

 

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