アジア大会 日本対パレスチナ戦の考察

アジア大会 日本対パレスチナ戦の考察

先日開会式より先にいち早くアジア大会サッカーが始まりました。日本はパレスチナ相手に2−0で勝利!しかし内容には疑問符がつく試合でした。

 

まず確実に格下なパレスチナ相手に前半0点に抑えられるという決定力のなさ。更にパスが繋がらない、トラップが大きすぎる、PKを外すなど本当にうんざりする試合運びでした。

 

 

しかし後半絶不調だった中山悟志、ケガ気味の松井大輔を外しスピード抜群のドリブラー石川直宏に同じくドリブラーの田中達也をいれたところこれが流れを変えるきっかけとなり大久保嘉人がPKを外した直後に田中達也がゴール!

 

さらに石川が一人でドリブルで切れ込んでシュート!そのシュートはキーパーに弾かれましたがこぼれ球を根本裕一がシュートしてゴール!今日中山同様絶不調だった根本がここで取ってくれました!

 

 

先の組み合わせを考えると次も勝ちたい

 

しかしバーレーンがウズベキスタンに3−0で勝ったため次戦のバーレーン戦での勝ちは予選一位になるための絶対条件。もし引き分けてしまうと得失点差で一点負けた状態で最終戦のウズベキスタン戦をむかえることになります。

 

バーレーンはパレスチナ相手なので最低でも日本と同じ二点は取るでしょう。この時点で日本との得失点差は3。つまり日本はパレスチナより強いウズベキスタン相手に3−0以上で勝つことが必要になってしまうわけです。

 

さらにもし総得点でバーレーンに負けてたら4−0以上。バーレーンがパレスチナ相手に大勝したら4−0以上の点差が必要となり大変厳しいことになります。

 

 

ちなみに予選リーグ二位になってしまった場合決勝トーナメント進出確率は33%。さらに二位で進出できたとしてもおそらく決勝トーナメント一回戦で韓国とぶつかり上位進出が難しくなってきてしまいます。

 

ということで次のバーレーン戦はなんとしても勝たなければいけません。皆で日本を応援しましょう!

 

 

 

 

 

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