2004年親善試合 対セルビアモンテネグロ戦の考察

2004年親善試合 対セルビアモンテネグロ戦の考察

いい試合でしたねー!得点シーンも気持ちいいような連係から生まれましたし本当に中身の濃い試合でした。ボランチの二人が絡んで生まれた得点はまるで「小野、稲本には負けてられんぞ」みたいな意気込みが感じられたゴールでした。

 

特に遠藤保仁のゴール前での落ち着きが素晴らしかった。ゴール前で慌てずに冷静になって確実にゴールを決めるのはFWにとってかなり重要な事ですからね。FW陣も今日の遠藤の点を見習ってほしいと思います。特に玉田圭司。

 

 

今日もいいプレーだったけどどうもチャンスの時に冷静さを欠いてる気がする。若いし経験次第かもしれませんが・・・。鈴木隆行だって海外行って経験をつむまではもっとひどかったんですから(ゴール前での落ち着きという点では)。

 

そしてその鈴木ですがこの二試合でホントに代表に必要な選手だと感じましたね。あれだけ体をはれファウルも貰える選手は本当に貴重です。

 

スロバキア戦での得点シーンも先ほど書いた落ち着きのあるいいゴールでしたし彼は本当に成長しましたよ。献身的で見事なプレーでした。

 

 

私が個人的に応援してる中村俊輔もなかなかいいプレーをしてたのでよかった。前半は素晴らしいプレーの連続でしたし後半は集中力を欠いてちょっと試合から消えていた場面はあったものの随所に見せるパスセンスはさすが。

 

出来れば6,5、最低でも6,0くらいはあげたいですね。

 

 

三都主はたまにいい突破をしてチャンスを演出するもののそれ以外で一対一でボールを失いすぎ。やっぱ安定感がなー。三浦淳宏先発で攻めなきゃいけない時に三都主途中機用で勝負!みたいにした方がいいと思うのですけどね。

 

まあ悪くは無かったしそんなに強く「三都主を代えろ!」みたいな事は言いませんが。

 

 

それとDF陣も落ち着いていて素晴らしかった。今までは安定感に難があった宮本恒靖も今日の試合は安定してましたし川口能活も凄くよかった。

 

相手も強いのでピンチはたくさんありましたが安心して観てられましたよ。

 

 

強敵に勝てたという経験が大切

 

とにかくセルビアモンテネグロというそれなりに強いチームに勝ちタイトルを手にしたというのはかなり自信になるんじゃないでしょうか。最近のジーコジャパンは本当に強いですよね。

 

メンバー的には中田英寿も小野伸二も稲本潤一も高原直泰も久保竜彦もいない飛車角落ちみたいな状況ですがそれでもいい試合をして勝つ。

 

レギュラーと控え選手の差が迫っている事、そして各選手間にジーコイズムが浸透してきた事が上げられるでしょう。いい傾向です。

 

今日の戦いを観る限りアジアカップは楽しめそうですね。是非連覇を果たしてほしいものです。

 

 

 

 

 

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