2004年アテネ五輪 今大会最多タイのメダル四個

2004年アテネ五輪 今大会最多タイのメダル四個

昨日日記で「ひょっとしたら今大会日本の一日の最多メダルの四個を越えるかもしれませんよ」、と書きましたが残念ながら、とあえて言いましょうか。残念ながら最多タイの四個にとどまってしまいました。

 

しかし女子マラソンは金!ライバルも強力で金は危ういかも?と思ってたんですが野口みずきが見事にやってくれました!非常に厳しいコースであの二時間十五分台の圧倒的な世界記録を持つポーララドクリフまで途中リタイアしてしまうような展開。

 

 

そんな中で早い段階からのスパートで先頭集団を突き放しトップに立った野口選手は凄い!しかし後からじょじょに差を詰めてきたキャサリンヌデレバも怖かったですね。

 

まあああいうハラハラものの展開だったからこそ、こんなにも嬉しい。私の中でこの金メダルは体操団体の金の次に嬉しかったですね。それぐらいハラハラしました。

 

そして五位の土佐礼子、七位の坂本直子もよく頑張って見事全員入賞を果たしました。個人的には坂本選手を応援してたんでちょっと七位というのは残念でしたがそれでもいい走りを見せてくれました。

 

 

室伏が銀メダルを獲得

 

また同じ陸上ではハンマー投げの室伏広治も銀メダルを獲得。まあ見事な銀メダルと言ってもいいんですがやっぱりちょっと残念でしたね。最後の大投てきはトップのアドリアンアンヌシュを越えたかと思ったんですが・・・。あと一歩でしたね。

 

当初はイワンティホンが最大のライバルと世間では言われてましたが自分はアンヌシュの方が強敵になると思ってました。

 

 

ティホンは一発屋で6本中1本はものすごい記録を出して上位に入る選手、それに対して室伏やアンヌシュは安定して80m台の記録を並べてくる選手なんですよ。

 

そしてこういう五輪のような場では相当なプレッシャーもかかるので一発屋の選手は記録をあまり伸ばせないと予想したんです。そしてその通りになりましたね。

 

まあとにかくアンヌシュが絶好調だったのが室伏の敗因と言った所でしょうか。室伏自身の投てきはまったく問題無かったと思います。

 

 

男子100mはジャスティンガトリンが大接戦を制す

 

また男子100mはアメリカのジャスティンガトソンが大混戦を制し金メダル。銀メダルはポルトガルのフランシスオビクウェル、そして三位がシドニーの優勝者のモーリスグリーン。

 

そして四位のアメリカのショーンクロフォードまで9,8台という超ハイレベルな戦いでした。これは非常に面白かった!来年の世界陸上ではどうなるのか本当に楽しみになってきました。

 

 

また昨日書かなかったんですが大混戦だった女子100mはベラルーシのネステレンコが優勝。二位はアメリカのウィリアムズ。決勝に三人を送りこんだジャマイカ勢は銅メダルのキャンベル一人にとどまりました。

 

スウェーデンのホルム対南アフリカのジャックフライタークに注目と前に話した男子走り高跳びは見事ステファンホルムが金メダル。

 

フライタークは調子悪かったようですね。上位には残れませんでした。しかし150センチ台で走り高跳びで優勝するとは・・・。本当に凄いですね。

 

 

体操の鹿島とソフトボールが銅メダルを獲得

 

そして体操ではあん馬で鹿島丈博が銅メダルを獲得。世界王者の鹿島だから金メダルも期待していたんですが銅メダル。

 

まあ悔しさもあるんですが始めから世界選手権で鹿島と金メダルを分け合った中国のトウカイヒン、そしてルーマニアのあん馬のスペシャリストのウルジカとの三人の争いとみられていたので予想の範疇でしたね。

 

確かに金メダルを取れなかったのは残念でしたが銅メダルを取れてよかったです。

 

 

また昨日自分があん馬の鹿島と並ぶメダル候補としてつり輪の冨田洋之を上げましたが残念ながら四位・・・。あれは金メダルのギリシャ選手よりいい演技だったと思うんですけどね。なんか地元びいきのような・・・。

 

三位のイタリア選手も倒立の場面でちょっとミスが出てたしちょっと残念な結果に終わりました。

 

 

ソフトボールも銅メダルを獲得、したんですが今日メダルを取って欲しく無かったですね。ぜひとも明日の決勝に勝ち進んで金メダルを取って欲しかった。

 

もちろん中国に勝った事は素晴らしかったです。しかしやっぱり一日に二試合という日程も厳しいものがあったのかもしれませんね。ちょっぴり残念な銅メダルでした。

 

 

というわけで金メダルを期待された室伏が銀、同じく金メダルが期待された鹿島が銅、ソフトも決勝に進めず銅と自分が冒頭で残念と表現したのはそういうわけです。

 

冨田も不可解な採点で敗れてなかったら日本にとって今大会最高となる一日に五個となるメダルを取れていただけに悔しさもひとしおです。まあその悔しさを女子マラソンの野口の金で中和してくれた感じでした。しかし一日にメダル四つは立派です。

 

 

またその他の競技ではバレーボールでケニアにストレート勝ちしギリシャがイタリアに敗れたため四位で予選通過。決勝トーナメントの一回戦は中国が相手です。

 

世界最強の中国相手なんで非常に厳しい戦いになると思いますがなんとか粘ってほしい。そして女子レスリングも全四階級で準決勝進出が決定。全階級制覇も見えてきました。

 

 

今日の女子マラソンを含めて日本の金メダル数は13!もう目標は東京五輪の16を超える事一本に絞られたでしょう!

 

この先金メダルが狙えそうな競技は女子レスリングの四階級に体操の種目別の鉄棒、そして野球にシンクロ(銀が濃厚ですがひょっとしたら)くらいでしょうか。もうここまできたならあと四個取って更新してほしいですよね。目が離せません。

 

 

明日の見所

 

明日の見所としては女子レスリングの四階級がいよいよ決勝。全階級制覇はなるんでしょうか?

 

そして体操は明日が最終日。日本男子は種目別で日本のお家芸の平行棒と鉄棒に出場します。平行棒では中野大輔と冨田洋之、鉄棒では中野大輔と米田功が出場します。

 

メダルの期待が持てるのは大技を成功させれば金も見えてくる平行棒の中野と鉄棒の米田か。米田は個人総合では落下という大変残念なミスをしてしまいましたがその雪辱を果たして欲しいです。

 

また陸上では世界陸上2001エドモントン大会銅メダリストの為末大が400mハードルの予選に出場します。予選はまあ順当に抜けて欲しいですね。明日も大量メダルラッシュの期待がかかる日本。明日こそ一日のメダル獲得数五個を取れるかどうか注目です。

 

 

 

 

 

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