2004年アテネ五輪 連続メダルが止まる

2004年アテネ五輪 連続メダルが止まる

まずは昨日の訂正を。今日やると言っていたシンクロのデュエット決勝と男子レスリングの予選は明日でした。ここに訂正します。

 

さて今日は残念ながら開幕からずっと続いていた連日のメダル獲得がついに途切れてしまいました。

 

柔道、競泳、体操、女子レスリングという得意競技が相次いで終わってしまったので近々止まってしまうだろうなとは予想してはいたんですがいざ実際に止まってしまうとやっぱり残念なものです。

 

 

野球はオーストラリア相手にまさかの敗戦

 

まず今日唯一メダルの可能性があったと言っても過言ではない男子高飛び込みの寺内健。アトランタからの三大会連続出場でメダルも期待された寺内ですが予選四位の実力を出しきる事が出来ず八位に終わってしまいました。

 

また野球もオーストラリアに負けて三位決定戦にまわる事に。これはちょっとショックですよね?。予選で負けてるオーストラリアにまた負けというのはちょっといただけない。しかも完封負けですからね。打線につながりがありませんでした。

 

 

あれだけのドリームチームを作ったのだから戦力的には上のはずなんですが・・・。野球の金メダルが無くなった事でこれで東京五輪の16を越えるのも難しくなった感がありますね。現在金メダルは15で越えるためにはあと二つ必要。

 

そして残ってる競技で金メダルが狙えるのは銀以下が濃厚なシンクロか男子レスリングくらいなんで・・・。まあ非常に厳しくなりましたがせめてあと一個取って同点に並ぶところまでは行って欲しいと思います。

 

 

バレーボールは世界ランク一位の中国に敗戦

 

バレーボールも残念ながら中国に負け。かなりいい試合をしていたし勝つチャンスはあったんですけどね。さすが世界ランク一位の中国。一歩及びませんでした。

 

せめて予選リーグで韓国に勝っていればロシアと戦えたんでまだチャンスはあったんですがもう今となってはあとの祭りです。

 

やっぱり今大会は吉原知子の低調と佐々木みきにまったくキレが無かった事が痛いですね。もう吉原さんは能力的には限界に近いような気がします。

 

 

今日も同じセンターの大友愛と比較してみても全然大友の方がいいスパイクを決めていましたし今大会通じてもあまり決定率が高くなかったです。

 

唯一リーダーシップが取れるという点は今でもチームで一番なんで重要な存在なんですが日本は早く吉原に代わるリーダーを見つけなければいけません。

 

佐々木もちょっと世界では通用しませんね。力も技術も中途半端で世界の強豪が相手では拾われるかブロックにかけられてしまい有効な攻撃が出来ません。

 

 

メグカナに次ぐ控え、というか切り札が佐々木を使わざるをえないというのが今の日本の弱点でしょう。若手の台頭、そしてメグカナの成長が必要です。

 

とにかく世界で戦えるようになるには攻撃力のアップが絶対に必要。大友と肩を並べるセンター(杉山祥子も大友に比べればちょっと目劣りする)、そしてメグカナコンビの破壊力の向上と佐々木に代わる切り札のレフトの台頭が必要です。

 

 

大熱戦だった陸上

 

日本勢はちょっと寂しい結果に終わってしまいましたが今日は陸上が面白かった!

 

為末大は残念ながら準決勝で敗退してしまったものの男子1500mではヒシャムエルゲルージとバーナードラガトという大会前から優勝候補に上げられていた二人が最後までデットヒート!

 

そして最後の最後でわずかにリードしたのが世界選手権四連覇のモロッコの太陽エルゲルージでした。

 

 

女子棒高跳びも面白かったですね。ロシアのエレーナイシンバエワ、スベトラーナフェノファノアの二人の一歩も譲らぬ競り合い。さすが今期になってイシンバエワが五回、フェオファノアが二回世界記録を塗り替えているだけの事はあります。

 

そして最後の最後で勝ったのはイシンバエワ。しかも優勝を決めた後も世界新に挑戦してそれを見事に塗り替える!本当に素晴らしかったです。

 

 

さて明日の見所としては冒頭で話した通りシンクロデュエットの決勝、男子レスリングの予選があります。シンクロで金メダルが取れれば言う事ないのですが・・・。なかなか厳しそうです。

 

そして野球も三位決定戦。もうここだけは絶対に負けられません。今日は一度途切れたメダルを再び取ってくれる事を期待しましょう

 

 

 

 

 

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