2014年ソチ五輪メダル獲得数予想

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2014年ソチ五輪メダル獲得数予想

大きなスポーツイベント前に恒例となっているスポーツ予想シリーズです。過去の予想と結果一覧はこちら(矢印左が予想、右が実際の結果)

2002年　日韓W杯優勝予想　イタリア→ブラジル
2004年　アテネ五輪金メダル獲得予想　9→16
2005年　ヘルシンキ世界陸上メダル獲得予想　2→2
2006年　トリノ五輪メダル獲得予想　7→1
2006年　ドイツW杯優勝予想　イタリア→イタリア
2007年　大阪世界陸上メダル獲得予想　5→1
2008年　北京五輪金メダル獲得予想　11→9
2009年　世界水泳ローマメダル獲得予想　4→4
2009年　世界陸上ベルリンメダル獲得予想　1→2
2010年　バンクーバー五輪メダル獲得予想　4→5
2010年　南アフリカW杯優勝予想　スペイン→スペイン
2011年　世界水泳上海メダル獲得予想　8→6
2011年　世界陸上テグメダル獲得予想　1→1
2012年　ロンドン五輪金メダル獲得予想　12→9
2013年　世界水泳バルセロナメダル獲得予想　6→6
2013年　世界陸上モスクワメダル獲得予想　1→1

ここ最近大外しはしていないので今回もそれなりに信頼して頂ける予想になると思いますｗ。

大本命の女子スキージャンプ

さてソチ五輪がいよいよ始まります。日本勢で最もメダルの期待がかかるのは女子ジャンプの高梨沙羅。

高梨は今季W杯１１戦中１位が８回、２位が１回、３位が２回。確実に表彰台に登っており、現在の実力は間違いなく世界一と言えます。

高梨に関してはメダルの可能性は９９％と言ってもいい。彼女に関してはメダルではなく金メダルを確実にとって欲しい選手。

ライバルは今季高梨に土をつけているイラシェコとアバクモア。特にイラシェコは直近二戦で高梨に連勝しており、非常に怖い相手です。

たまたまジャンプ台の相性が良かったのか、それとも高梨を凌駕しつつある調子の良さなのか。そのあたりは本番になってみないとわかりません。

また最大のライバルと言われていたアメリカのサラヘンドリクソンも怪我からなんとか復帰して五輪にぶっつけ本番で挑んできます。まだまだ本調子ではないですし、試合勘が欠けているので実力的には高梨の方が上だと思いますが怖い存在ではあります。

また同じく女子スキージャンプの伊藤有希を調子を上げており、メダルに絡む可能性があります。

この競技に関しては本命が高梨。そして銀銅を争うのがイラシェコ、アバクモア、サラヘンドリクソン、フォクト、伊藤という構図になるでしょう。

フィギュアスケートも期待大

次に期待の持てる種目は男女フィギュアスケート。

男子フィギュアは羽生結弦がグランプリファイナルでパトリックチャンに勝つなど金メダルを争う実力があります。地元ロシアのエフゲニープルシェンコも怖い存在ですが、順当にいけば羽生とパトリックチャンの金メダル争いでしょう。

そして高橋大輔も怪我が完全に治っていれば金メダルを争う実力がある。羽生、高橋、パトリックチャン、プルシェンコ。この四人のうち三人が金銀銅を占めると予想します。

ただ男子フィギュアは他にも実力のある選手が多く、スペインのファビエルフェルナンデスやカナダのケビンレイノルズ、カザフスタンのデニステン、中国のハンヤン、そして日本の町田樹とメダルを狙える選手は多数います。

パトリックチャンはやはり本番になると強いと思うので金メダルがパトリックチャン、銀メダルが羽生という結果が有力かなと思っていますが、あわよくば金メダル＆複数メダルを狙いつつ、悪くともメダル一個は確実に確保してほしい競技です。

女子フィギュアスケートは浅田真央ちゃんに期待がかかる。もちろんライバルはキムヨナ。そして地元ロシアのリプニツカヤ、ソトニコワも怖い存在。

アメリカのアシュリーワグナーやグレイシーゴールド、イタリアのカロリーナコストナーもメダル争いに絡んできそうです。また日本の鈴木明子、村上佳菜子も可能性はある。

浅田がしっかりした演技が本番でできればメダルは問題ないと思いますが、日本選手権でトリプルアクセルを失敗して三位に落ちたように、本番でも失敗が出てしまえばメダル無しということもありうる。

金がキムヨナ、銀が浅田、銅がリプニツカヤというのが一番ありそうですがここも金を期待しつつ最低でもメダルは確保という見方を持っています。

今大会から採用されるフィギュアスケート団体はかなり厳しいか。日本は男女シングルは強いものの、ペアとアイスダンスでは他国に劣る。

カナダ、ロシア、アメリカの３強を突き崩すのは容易ではなく、メダルを獲得できる可能性は１０％以下と言わざるを得ない。

スピードスケートもメダル期待

続いては男子スピードスケート５００m。

前回バンクーバーで長島圭一郎が銀、加藤条治が銅と複数メダルを獲得していますが、今回もこの二人はメダル候補です。ただこの種目はトップレベルの選手の実力が拮抗していて、金メダルもメダル無しも両方考えられる。

中でもライバルは前回バンクーバー金メダリストのモ・テボム。そしてオランダのムルダー兄弟でしょうか。

本番は２本滑るので２本とも安定したタイムを揃えられることが必要です。おそらく２本とも34秒台で滑れればメダルは取れるでしょう。加藤か長島かどちらかでもメダルを確保してくれればと思います。

前回バンクーバーで銀メダルを獲得した女子チームパシュートはやや分が悪いか。現状ではオランダ、カナダ、ポーランドが３強で日本は追う立場。

準々決勝で当たる韓国に勝って準決勝で絶対王者オランダに挑む。そして負けても三位決定戦に賭ける。そんな展開が予想されるでしょう。

ショートトラックスピードスケートの女子リレーもメダル候補。韓国、中国は強いがカナダ、イタリアとの３位争いに割って入る力は十分にある。

というわけでスケート種目のメダルを皮算用すると男女フィギュアで２、男子スピスケ５００で１に加えてどれくらい上積みできるかというのが目安になりそうです。

その他期待のスキー種目

次にスキー種目を見ていきます。男子スキージャンプは葛西紀明が絶好調。今季W杯でも優勝するなど現在世界ランク４位。

葛西の上にいるプレヴツ、ストッフ、シュリーレンツァウアーの上位三人。そして五輪二連覇中のランキング５位シモンアマンがやはり強力なライバルになってきます。

おそらくはこの五人にノルウェーのバルダル、ドイツのヴィーリンガーあたりも加わったメダル争いになるでしょう。葛西のメダル獲得可能性は１０～２０％程か。

ジャンプ団体も可能性はあるものの伊東大貴、竹内択の二人が調子を落としているのが気がかり。現状ではスロベニア、オーストリア、ドイツ、ポーランドに続く五番手くらいの位置でしょう。

ノルディック複合は渡部暁斗がW杯総合ランキング二位とメダル圏内にいますがインフルエンザにかかって以降調子を落としているのが気にかかる。

金メダルはおそらく総合トップのエリックフレンツェル。彼はジャンプもクロカンも強く死角が見当たらない。昨年の世界選手権でも圧勝しており彼の金メダルは堅そうです。

渡部は前回五輪王者のラミーシャプイ、そしてノルウェー勢のコクスリエン、クレメトセン、マグヌスモーアンあたりとメダルを争うことになりそうです

団体も世界選手権ではメダルと僅差と４位と可能性を見せましたが今季日本勢の調子を見ると厳しいか。ノルウェーが圧倒的に強く、ドイツやオーストリアも強い。日本はアメリカやフランス、フィンランドあたりがライバルになるか。

ドイツ、オーストリア相手なら付け入る隙はありそうなので本番になんとか調子を合わせてメダル争いに絡んできてほしい。

女子スキーハーフパイプの小野塚彩那はメダル有力。昨年の世界選手権でも銅メダルを獲得しており、五輪でも表彰台圏内にいる。

男子アルペン湯浅直樹も今季W杯で表彰台に上がっているが、先日骨折してしまったため厳しいか。五輪には治るようだが本調子で滑れるかは難しい。

女子モーグルも伊藤みきが怪我をしなければメダルの可能性は十分あったが五輪までに回復するかどうか。また上村愛子もここまで４度の五輪で７位、６位、５位、４位と一つずつ順位を上げてきている。このジンクスがソチでも適用されればあわよくば・・・。

男子モーグルの遠藤尚と西伸幸も入賞圏内に入る実力はある。本番一発いい演技をしてメダル争いに絡んでいくことを期待したい。

悲願のメダルを目指すスノーボード

最後に悲願の初メダルを目指すスノーボード種目を見ていきます。

一番期待がかかるのが男子ハーフパイプの平野歩夢。平野は世界最高峰のXゲームでも何度も表彰台に登っており、絶対王者ショーンホワイトに次ぐ実力という声もある。

ショーンホワイトを崩すのはまだ厳しそうだが、銀メダルを争う力は十分にある。ユーリポドラドチコフ、ダニーデービス、テイラーゴールドあたりがライバルになってくるでしょう。

また日本の平岡卓も決勝に残る力は十分にある。本番の出来次第ではメダルに絡んでくるかもしれない。

新種目の男子スロープスタイルでは角野友基に期待がかかる。

優勝候補はマクセンスパロットとマークマクモリス。メダルを争うのがセバスチャントータント、トースタインホーグモ、ストーレサンドベック、チャズグルデモンド、ショーンホワイトあたりでその下に角野君がいる。

まずは決勝に残って入賞してくれることを目標にしつつ、あわよくばメダルも狙ってほしい。

女子パラレル大回転の竹内智香もメダル候補。今季W杯で初優勝を飾るなど表彰台に登る実力は十分にある。

女子スノーボードクロスの藤森由香も入賞圏内にいる。本番の展開次第ではメダル争いに絡む可能性もある。

メダル数予想まとめ

というわけで以上メダル候補をざっと紹介してみましたが実際に期待できる数を予想してみると、

・スキージャンプ女子
・男子フィギュア
・女子フィギュア
・男子スピードスケート５００
・スノーボードのどれかで１つ
・スキーのどれかで１つ

とまあ６個くらいでしょうか。これでもちょっと高めに見積もりすぎな気もしますがｗ前回バンクーバーは５個でしたしそれを１個上回る６個ということにしておきましょう。

もっと具体的に予想してみると

金：高梨
銀：羽生、浅田
銅：平野、加藤、小野塚

というくらいでしょうか。

また前回は金メダルが取れていないので今大会は是非とも金メダルを獲得する瞬間が見たいですね。
本番での日本勢の活躍に期待しましょう。

2014年ソチ五輪メダル獲得数予想

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