リオ五輪開幕前競技の考察(サッカー)

リオ五輪開幕前競技の考察(サッカー)

さていよいよ日本のリオ五輪が開幕しました。

 

まずは開会式前に行われる男子サッカーですが、ナイジェリアに4−5で負けてしまいましたね。

 

この敗戦は非常に痛いです。

 

 

日本はナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと同組でかなり厳しい組に入ってしまいました。

 

そんな中で初戦の重要性は本当に大きい。

 

そして現地入りが遅れて試合当日にブラジル入りしたナイジェリア相手にコンディションの差で勝って勢いに乗らないと残り2戦勝てないと思っていました。

 

 

日本のプランとしては前半しっかり守って後半勝負だったはずです。

 

アンカーに遠藤航を置くトリプルボランチというフォーメーションを見てもそれは伺えました。

 

コンディショニングでは日本の方が上回っていたのでこの作戦は妥当なものだったでしょう。

 

 

しかしこの作戦は先制点を取られたことで早々と崩壊してしまった。

 

すぐに追いついて2−2になったので、そのまま後半に突入できていたら日本の目論見通りになったと思いましたが、前半終了間際に決められ2−3で折り返し。

 

結果的にはこの一点が勝負を分けた形になりました。

 

 

本来の日本の守備ではなかった

 

敗因は守備です。

 

このチームはずっと岩波拓也、植田直通という2人がDFラインを組んで安定した守備を保っていました。

 

しかし岩波が怪我をしリザーブ1番手の奈良竜樹も怪我をしたことでOAに塩谷司を呼ばざるを得なくなった。

 

塩谷も良い選手ですが連携面考えると今日のDFラインはまだ不安定でした。

 

 

主力の怪我がなく岩波、植田のCBコンビで戦えてたら別の展開になっていたかもしれません。

 

大会前に怪我人が続出したというのが真の敗因と言えるかもしれません。

 

 

今日の負けは正直痛すぎる敗戦です。

 

しかし最後に2点返したのは未来に繋がります。

 

2-5か4-5ではまったく違う。

 

残り2戦連勝して欲しい!

 

 

明日の見所

 

開会式を挟んで明日から柔道、水泳、体操など注目種目が続々と始まります。

 

柔道は男子60kg級に高藤直寿、女子48kg級に近藤亜美が登場します。

 

 

高藤はベスト8で当たることが予想されるジョージアのパピナシビリが最初の関門になります。

 

ここを乗り越えればベスト4で韓国のキムウォンジンかロシアのムドラノフとの対戦になるでしょう。

 

逆ブロックからはアゼルバイジャンのサファロフ、ブラジルのキタダイ、カザフスタンのスメトフ、ウズベキスタンのウロズボエフの誰かが決勝に勝ちあがってくると予想されます。

 

 

近藤はまずベスト8で当たるカザフスタンのガルバドラフが難敵です。

 

ここを乗り越えれば準決勝はアルゼンチンのパレトかハンガリーのチェルノビツキですがガルバドラフよりは組みやすいはず。

 

モンゴルのムンフバットや地元ブラジルのメネゼス、ノーシードだったベルギーのファンスニックなども逆ブロックに行ってくれましたので、とにかく準々決勝のガルバドラフを乗り越えられるかというのが焦点になります。

 

 

競泳は男女の400個人メドレーが決勝。

 

萩野公介、瀬戸大也の金メダル、そして渡部香生子の表彰台に期待です。

 

 

女子100mバタフライなども予選と準決勝があります。

 

池江璃花子の五輪デビュー戦に注目。

 

 

体操も予選があります。

 

団体、個人総合、種目別全ての予選を兼ねていますので非常に大切になります。

 

日本はあん馬スタート床終わりという厳しいローテーション。

 

最後に体力を使う床ということでミスが出やすくなりますが、なんとか踏ん張って欲しいところです。

 

 

予選で1位通過すると決勝で床から始まり鉄棒で終わる正ローテーションで周れるので、決勝はかなり有利になります。

 

また種目別では内村航平、田中佑典の鉄棒や白井健三の床と跳馬、田中の平行棒など決勝でメダルのチャンスがある種目でミスが出ないことを祈りたい。

 

ここでミスをしてしまえばいくら素晴らしい演技構成を持っていても決勝に出れないわけですから体操全体のメダル獲得数を左右する重要な一日になります。

 

 

その他女子バレーは初戦の開幕戦、ウエイトリフティングの三宅宏実、男子テニスの錦織圭も初戦を迎えます。

 

いよいよ始まるリオ五輪。

 

初日からの金メダルラッシュに期待です!

 

 

 

 

 

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リオ五輪金メダル獲得数予想6-その他競技編
ここまで柔道、水泳、体操、レスリングと金メダル候補を紹介しました。最後にそれ以外の種目で期待できる選手をまとめて紹介します。
リオ五輪金メダル獲得数予想5-レスリング編
金メダル獲得数予想5回目は日本のお家芸でもあるレスリング。女子はアテネで金2、北京で金2、ロンドンで金3と安定して金メダルを獲得しており、男子も前回ロンドンで米満が金メダルを獲得するなど毎大会安定してメダルを獲得しています。リオ五輪でもメダル獲得が大いに期待できる競技です。
リオ五輪金メダル獲得数予想4-体操編
続きましては体操です。前回ロンドン五輪では個人総合で内村が金メダル、床で内村が銀メダル、団体で銀メダルという成績でした。今大会は白井という床の絶対王者が登場したことで金メダル数もメダル数も上積みが期待できる陣容です。
リオ五輪金メダル獲得数予想3-水泳編
三回目は水泳・競泳の金メダル獲得数予想です。前回ロンドン五輪では史上最多の11個のメダルを獲得しながらも、金メダルはゼロ。今大会こそは金メダル獲得を期待したい競技です。
リオ五輪金メダル獲得数予想2-女子柔道編
前回は福見、中村といった金メダル候補が破れてしまい流れを失ってしまった女子柔道。松本薫が金メダルを獲得してなんとか面目を保ちましたが、今大会では序盤から勢いに乗りたいところ。しかし金メダルとなるとなかなかハードルは高そうです。
リオ五輪金メダル獲得数予想1-男子柔道編
リオ五輪開幕が迫ってきましたので、今回も日本がどれくらい金メダルを獲得できるかを予想します。まずはお家芸の柔道。前回は松本薫の金メダル1個に終わり、男子は史上初の金メダルゼロと惨敗。巻き返しを図る大会になります。