リオ五輪金メダル獲得数予想1-男子柔道編

リオ五輪金メダル獲得数予想1-男子柔道編

リオ五輪開幕が迫ってきましたので、今回も日本がどれくらい金メダルを獲得できるかを予想します。

 

まずはお家芸の柔道。

 

前回は松本薫の金メダル1個に終わり、男子は史上初の金メダルゼロと惨敗。

 

巻き返しを図る大会になります。

 

 

精鋭揃いの男子柔道

 

まず金メダル最有力だと思われる三人が男子73kg級の大野将平、81kg級の永瀬貴規、60kg級の高藤直寿という三人です。

 

 

大野はこの階級で間違いなく実力世界一と目されている選手。

 

最大のライバルは日本育ちの在日韓国人選手、アンチャンリンですが大野は昨年の世界選手権でもきっちり技によるポイントを取ってアンチャンリンにも勝った上での優勝。

 

大野が優勝候補筆頭で二番手がアンチャンリン、そしてアゼルバイジャンのオルジョフやジョージアのシャフダトゥアシビリ、ロシアのモグシコフらがメダルを狙う存在ですが、大野の力は頭一つ抜けています。

 

 

永瀬も優勝候補筆頭。最大のライバルはジョージアのチリキシビリになりますが、近年の対戦成績を見ると永瀬の方に分があり、普段の力通り戦えば金メダルは有力です。

 

 

高藤は誰もが天才と称する実力の持ち主ですが、安定感に欠けるところもあるので大野、永瀬よりはやや不安な面もあるか。

 

しかし調子がいい時の高藤は同じ階級に敵はいないでしょう。

 

韓国のキムウォンジン、アゼルバイジャンのサファロフ、モンゴルのガンバット、カザフスタンのスメトフ、ジョージアのパピナシビリ、ウズベキスタンのウロズボエフら力のある選手は多いですが高藤がベストの状態で本番に臨めれば頭一つ抜けているはず。

 

大会初日で柔道勢の先陣を切ることもあり、是非とも金メダルを獲得して日本選手団に勢いをもたらして欲しい。

 

 

前階級メダルを狙える布陣

 

この三人に続くのが世界選手権三連覇を成し遂げた66kg級の海老沼匡です。

 

しかし昨年の世界選手権では四連覇を逃し、選抜でも阿部一二三に有効、技あり、一本と立て続けに取られて敗れるなどやや不安要素があります。

 

 

ライバルを見ても韓国のアンバウル、モンゴルのダバードルジ、ロシアのプルヤエフ、ウクライナのザンタルヤ、イスラエルのポラック、ウズベキスタンのソビロフなど強敵揃いで誰が勝ってもおかしくない群雄割拠の階級となっています。

 

しかし海老沼もグランドスラムパリではアンバウルとダバードルジを破って優勝するなど復調の兆しを見せており金メダル有力候補の一人であることに間違いありません。

 

 

男子90kg級のベイカー茉秋も世界ランク一位で昨年世界選手権銅メダルとメダル有力候補。

 

ライバルは韓国のクァクドンファン、ジョージアのリパルテニアニ、ロシアのデニソフ、ギリシャのイリアディスら。

 

この階級も絶対的な本命はいないのでベイカーにも十分チャンスはあります。

 

 

男子100kg級の羽賀龍之介は昨年の世界選手権覇者。

 

しかし怪我をして選抜を欠場するなど五輪が怪我明けでほぼぶっつけ本番になるため、調子をどこまで戻せるかという不安要素があります。

 

この階級も本命不在。

 

 

あえて優勝候補を挙げるとするとフランスのマレ、アゼルバイジャンのガシモフ、チェコのクレパレクあたりかと思いますが、羽賀も決して彼らに劣っているわけではありません。

 

一戦一戦勝ちあがって調子を取り戻すことが大切になりそうです。

 

 

100kg超級の原沢久喜は近年急速に伸びた選手であり、国際大会連続優勝記録が7、対外国選手の連勝記録が31連勝という圧倒的な成績で代表入り。

 

世界選手権二年連続銀メダルの七戸龍を退けて代表に選ばれた実力は本物です。

 

 

しかしこの階級には絶対王者のテディリネールがいる。

 

前回ロンドンの金メダリストであり世界柔道でも八個の金メダルと自他ともに認める絶対王者。

 

原沢は世界二位相当の実力を持っていることは疑いようもないですが、リネールとぶつかってどうなるかは未知数。

 

なんとか攻略の糸口を見つけて欲しいものです。

 

 

男子柔道の金メダル獲得数予想

 

本命の大野、永瀬、高藤は3人中2人は取って欲しい。

 

そして他の階級でも誰かが取って計3個というのを予想とします。

 

 

陣容は間違いなく前回より豪華なメンバーとなっています。

 

男子柔道復活に期待しましょう。

 

 

 

 

 

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