2017年世界陸上ロンドン メダル獲得数予想

2017年世界陸上ロンドン メダル獲得数予想

恒例のスポーツ予想シリーズです。過去の予想と結果はこちら(左が予想で右が結果)

 

2002年 日韓W杯優勝予想 イタリア→ブラジル
2004年 アテネ五輪金メダル獲得予想 9→16
2005年 ヘルシンキ世界陸上メダル獲得予想 2→2
2006年 トリノ五輪メダル獲得予想 7→1
2006年 ドイツW杯優勝予想 イタリア→イタリア
2007年 大阪世界陸上メダル獲得予想 5→1
2008年 北京五輪金メダル獲得予想 11→9
2009年 世界水泳ローマメダル獲得予想 4→4
2009年 世界陸上ベルリンメダル獲得予想 1→2
2010年 バンクーバー五輪メダル獲得予想 4→5
2010年 南アフリカW杯優勝予想 スペイン→スペイン
2011年 世界水泳上海メダル獲得予想 8→6
2011年 世界陸上テグメダル獲得予想 1→1
2012年 ロンドン五輪金メダル獲得予想 12→9
2013年 世界水泳バルセロナメダル獲得予想 6→6
2013年 世界陸上モスクワメダル獲得予想 1→1
2014年 ブラジルW杯優勝予想 アルゼンチン→ドイツ
2015年 世界水泳カザンメダル獲得予想 6→4
2015年 世界陸上北京メダル獲得予想 1→1
2016年 リオデジャネイロ五輪金メダル獲得予想 11→12
2017年 世界水泳ブダペストメダル獲得予想 3→7

 

最近はいい調子で来ていたのですが、先月の世界水泳では厳しく予想しすぎて大きく外してしまいました。

 

今回は本日開幕する世界陸上ロンドン大会のメダル&入賞数を予想します。

 

 

リオの再現を狙う4継

 

最もメダル獲得の期待ができるのは、リオ五輪でも銀メダルを獲得した男子4×100mリレー。通称4継でしょう。

 

今シーズンの日本男子スプリント界は好調。

 

桐生祥秀、山縣亮太、サニブラウンアブデルハキーム、ケンブリッジ飛鳥、多田修平、飯塚翔太と6人の選手が10秒0台を記録し、いつ9秒台が出てもおかしくない状況となっています。

 

 

近年日本スプリント界のエースだった山縣が代表落選し、桐生も個人代表からは落選するという層の厚さ。

 

山縣が代表から外れたことで、リオ五輪時の山縣-飯塚-桐生-ケンブリッジというオーダーから1走がサニブラウンか多田に代わることが予想されます。

 

 

実力的には去年も今年も遜色ないと思いますが、やはり1走のスペシャリストである山縣を起用できないのはやや戦力ダウンか。

 

それでも37秒7〜8くらいのタイムは十分見込めますし、成長著しいサニブラウンの活躍次第ではリオ五輪で出した日本記録の更新だってありえるでしょう。

 

 

最大のライバルはやはりジャマイカ。

 

今大会がラストレースになるウサインボルトに加え、ヨハンブレイクも今季好調。

 

ただこれまでジャマイカ4継チームで活躍してきたネスタカーターやマイケルフレイター、アサファパウエルらが不在で戦力はリオ五輪より劣るか。

 

 

ジャマイカに対抗できるチームはアメリカ。今季世界ランク1位のクリスチャンコールマンは今大会でボルトに土をつけてもおかしくない実力を持っています。

 

ただアメリカもトレイボンブロメル、タイソンゲイという世界大会で実績のあるメンバーが不在でバトンパスにも不安を残します。

 

 

今季のシーズンベストを見る限り日本の直接的なライバルになりそうなのがイギリス。

 

ウジャとミッチェルブレイクという二人が今季9秒台を出しており、ダサオルやジェミリという世界大会で実績のある二人が加わる隙の無い布陣。

 

 

純粋な走力では日本より上なのがこの3チームですが、バトンパスの精度で逆転できる差だと思うのでなんとかメダル圏内に食い込んで欲しい。

 

また、もし今季9秒94で走っている400m世界記録保持者のバンニーキルクが4継にも出場してくるなら、シンビネ、ロトと9秒台を3人揃えることになる南アフリカも台風の目になりそうです。

 

 

3大会連続メダル獲得に期待の競歩

 

前回の北京世界陸上では谷井孝之が銅メダル、去年のリオ五輪では荒井広宙が銅メダルと世界大会で連続メダルを獲得している男子50km競歩もメダル有力種目です。

 

北京とリオでは実はいずれも1位がマティトス、2位がジャレドタレントで3位が日本勢という結果でした。

 

 

しかしマティトスがドーピング疑惑で出場停止になったことで、日本目線では強力なライバルが一人消えたことになります。

 

こうなるとジャレドタレントやリオ五輪4位のダンフィー、そして日本の荒井がメダル争いの中心になってくるでしょう。

 

 

出場メンバーの顔触れを見ても荒井が自己記録に匹敵する歩きができればメダルは確実。

 

あとは本番で実力を出し切れるかという状況です。

 

荒井と共に50km競歩に出場する小林快、丸尾知司は現実的には入賞が目標となりますが、上位争いに加わることで日本チームとしてメダルを取りに行く姿勢を見せて欲しいですね。

 

 

男子20km競歩でも世界記録保持者の鈴木雄介こそ怪我で出場できませんが、高橋英輝が世界ランク2位、藤澤勇が世界ランク3位とメダル圏内に入っており、若い松永大介も勢いがあります。

 

今季の記録を見ると50km競歩よりもメダルに近く見えますが、本番で力を出してくる中国勢は侮れません。

 

20kmは本番で持ちタイム通りの力を発揮して欲しい種目になります。

 

 

復活に期待の女子マラソン

 

近年アフリカ勢に水を空けられつつあったマラソンですが、女子マラソンでは久々に世界と勝負できそうな逸材が現れました。

 

安藤友香は今季2時間21分36秒という日本歴代4位のタイムを出しており、世界トップと戦える水準まできました。

 

 

ケニア勢3人にエチオピア勢3人、そしてバーレーンのキルワに日本の安藤という8人までが優勝戦線でしょう。

 

清田真央、重友梨佐も入手戦線には十分食い込める実力はあります。

 

 

男子マラソンは女子マラソン以上にアフリカ勢との実力の乖離が激しいですが、ケニア勢、エチオピア勢を除けば日本勢は実力的に上位にいるのも事実。

 

ケニア3人、エチオピア3人を除けば日本勢より力が上なのはウガンダのキプロティッチとエリトリアのGhebregergisくらい。

 

入賞は可能性がありますし、特に公務員ランナーとして長年日本を沸かせてきた川内優輝は今大会が最後の世界大会。

 

その走りに期待したいと思います。

 

 

その他入賞期待種目

 

男女のやり投げは入賞の可能性もあると思いますが、男子の新井涼平は今季あまり調子が上がらず世界ランクも36位と低迷。

 

参加標準記録を突破することができず、インビテーションでの出場となったため入賞は厳しそうです。

 

女子のやり投げもエースの海老原有希が世界ランク25位と入賞圏内までは遠い。

 

 

女子の長距離では前回北京世界陸上の5000mで9位に入った鈴木亜由子に入賞の期待ができます。

 

 

男子棒高跳びの山本聖途は今季世界ランク16位、荻田大樹は22位で自己ベストを出せれば入賞のチャンスもあります。

 

男子走り高跳びの衛藤昂も今季自己ベストとなる2m30を跳んでおり世界ランクは12位。こちらも自己ベスト更新&入賞に期待です。

 

 

最終的なメダル&入賞予想は4継でメダル1、男子50km競歩、男子20km競歩、女子マラソンで入賞3としておきます。

 

 

 

 

 

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