2018年平昌五輪メダル獲得数予想1 スケート編

2018年平昌五輪メダル獲得数予想1 スケート編

恒例となっているスポーツ予想シリーズです。過去の予想と結果一覧はこちら(矢印左が予想、右が実際の結果)

 

 

2002年 日韓W杯優勝予想 イタリア→ブラジル
2004年 アテネ五輪金メダル獲得予想 9→16
2005年 ヘルシンキ世界陸上メダル獲得予想 2→2
2006年 トリノ五輪メダル獲得予想 7→1
2006年 ドイツW杯優勝予想 イタリア→イタリア
2007年 大阪世界陸上メダル獲得予想 5→1
2008年 北京五輪金メダル獲得予想 11→9
2009年 世界水泳ローマメダル獲得予想 4→4
2009年 世界陸上ベルリンメダル獲得予想 1→2
2010年 バンクーバー五輪メダル獲得予想 4→5
2010年 南アフリカW杯優勝予想 スペイン→スペイン
2011年 世界水泳上海メダル獲得予想 8→6
2011年 世界陸上テグメダル獲得予想 1→1
2012年 ロンドン五輪金メダル獲得予想 12→9
2013年 世界水泳バルセロナメダル獲得予想 6→6
2013年 世界陸上モスクワメダル獲得予想 1→1
2014年 ブラジルW杯優勝予想 アルゼンチン→ドイツ
2015年 世界水泳カザンメダル獲得予想 6→4
2015年 世界陸上北京メダル獲得予想 1→1
2016年 リオデジャネイロ五輪金メダル獲得予想 11→12
2017年 世界水泳ブダペストメダル獲得予想 3→7
2017年 世界陸上ロンドンメダル獲得予想 1→3

 

最近は予想よりやや上振れという傾向が続いています。

 

平昌五輪も史上空前の好成績が期待できると考えているので、私の予想以上の好成績に期待したいところです。

 

 

大本命のスピードスケート

 

今大会で最もメダルの期待が高いのはスピードスケートでしょう。

 

特に女子のスピードスケート陣は充実の一言です。

 

 

まずは何と言っても主将でありエースの小平奈緒。

 

得意の500では昨シーズン以降負けなしで、1000でも世界記録を樹立。

 

どちらの種目も大本命で2冠の可能性も濃厚です。

 

 

500では地元韓国の世界記録保持者、イサンファが最大のライバルとなりますが、転倒などが無い限り金か銀は固い。

 

また同じ日本の郷亜里砂も今季W杯で複数表彰台に登るなど、銅メダルの可能性はあります。

 

 

1000では同じ日本の高木美帆もメダル有力。

 

日本勢にとっての最大のライバルは昨年の世界距離別選手権で小平を破ったベルフスマになりますが、この種目も小平、高木美帆で12フィニッシュの可能性は十分あります。

 

 

1500での本命は高木美帆。

 

こちらも今季W杯では圧倒的な強さを見せており、金メダルの大本命。

 

高木美帆を脅かす存在としては1000で紹介したベルフスマとオランダのブストになりますが金メダルの可能性は高いです。

 

 

3000に距離が延びると1500で紹介したブストとチェコのサブリコバが2強。

 

しかし高木美帆も表彰台争いに絡める実力はあります。

 

 

そして女子3000mチームパシュートも今季世界記録を3度塗り替えるなど日本チームが大本命。

 

オランダが唯一にして最大のライバルと言えますが、今季の調子であれば日本が金メダルを取れる可能性は高いと見ています。

 

 

また女子マススタートもメダル有望種目。

 

こちらは高木美帆のお姉さんである高木菜那がメダルに近い。

 

日本チームから出場するのは高木菜那と佐藤綾乃or高木美帆になると思われますが、メダルの可能性は十分。

 

金メダルも狙えます。

 

 

一方男子のスピードスケートは500でメダルの可能性があります。

 

今季の500は実力伯仲で誰が勝ってもおかしくない混戦状態。

 

日本チームは長谷川翼、山中大地、加藤条治の3人が代表選考会で34秒6台の好タイムを出して代表入り。

 

五輪本番の表彰台争いは34秒5を切るくらいだと思っているので、本番に調子を合わせられれば三人ともメダルのチャンスはあります。

 

 

以上メダルラッシュが期待されるスピードスケートですがまとめると、メダル濃厚なのが女子500、女子1000の小平、女子1500の高木美帆、女子チームパシュート。

 

そしてメダル可能性ありが女子500の郷、女子1000、女子3000の高木美帆、女子マススタート、男子500。

 

メダル濃厚に挙げた4個は確実に取ってもらうとして、メダル可能性ありの5種目から1つは最低でも取りたい。

 

よってスピードスケートのメダル数予想は5個とします。

 

 

五輪連覇なるか。男子フィギュアスケート

 

続いてフィギュアスケートを見ていきますが、やはり期待が高いのは男子フィギュアでしょう。

 

五輪2連覇を目指す絶対王者の羽生結弦ですが、昨年に靭帯を怪我して以来、試合に出場しておらず、ぶっつけ本番になります。

 

怪我さえなければ金メダルの大本命に挙げていたと思いますが、さすがに3ヶ月も試合から離れているとなると状態が不安です。

 

幾多の困難を乗り越えてきた羽生結弦だからこそ今回の困難も乗り越えてくれると信じておりますが、本命には挙げがたい。

 

 

そんな中で羽生に代わって本命に名乗りを上げたのが宇野昌磨とネイサンチェン。

 

平昌五輪での金メダルはこの二人の争いになると予想しています。

 

 

宇野昌磨は今季全ての試合で表彰台に乗るなど安定感があり、かつ完璧に成功させた試合は1度もないため伸びしろがあります。

 

しかし昨年の世界選手権、今季のグランプリファイナル、4大陸選手権といずれも2位。

 

シルバーコレクターになってしまっているのが気にかかる。

 

 

一方でネイサンチェンは今季全試合で優勝と絶好調。

 

日本勢にとっての最大のライバルと言えるでしょう。

 

 

個人的な見立てでは本命が宇野昌磨とネイサンチェン。

 

それを追うのが羽生結弦とハビエルフェルナンデスというブライアンオーサーの申し子二人。

 

フェルナンデスは4回転時代においてサルコウとトゥループの2種類しか持っていませんが、演技構成点が高い。

 

 

3種類以上の4回転も持っている宇野、羽生、ネイサンチェンの上位3人は難易度こそ高いものの、技術点が高いぶんミスも起こりやすい。

 

上位3人にミスが出た上でフェルナンデスが完璧な演技を行えば金メダルまで届きうるポテンシャルはあります。

 

 

金メダル争いはおそらくこの4人。

 

それに続くのがパトリックチャン、ボーヤンジン、ミヒャエルコリヤダでこの辺りまでが表彰台争いでしょう。

 

 

全員がベストの演技をできればおそらく金メダルが羽生結弦、銀メダルが宇野昌磨、銅メダルがネイサンチェンになると思いますが、さすがにそれは出来すぎか。

 

最低ラインとしては羽生と宇野のいずれかが表彰台、良ければ金メダル&複数表彰台を期待しています。

 

 

表彰台を狙う女子フィギュアスケート

 

女子のフィギュアスケートはロシアのメドベデワとザギトワの力が抜けていて順当ならこの二人が1位と2位。

 

しかし日本勢も銅メダル争いに食い込むチャンスはあります。

 

 

日本からは宮原知子と坂本花織が出場しますが、メダルの可能性が高いのは経験豊富な宮原でしょう。

 

かつてノーミスの女王と呼ばれ安定感抜群だったのですが、昨年怪我をしてから今季復帰して以降は以前あまり見られなかった転倒や回転不足が増えてきた。

 

 

現状を客観的に見ると銅メダル候補の一角という立ち位置でロシアのソツコワやカナダのオズモンド、デールマン、イタリアのコストナーといったあたりが表彰台争いのライバルになるでしょう。

 

今シーズンの結果を見る限りオズモンドかソツコワが最も銅メダルに近い位置にいると思いますが、宮原もかつての安定感を取り戻せばチャンスがあります。

 

 

まとめるとフィギュアスケートでは男子フィギュアでメダル1つという予想としておきます。

 

ペア、アイスダンスは厳しく、団体もロシア、カナダ、アメリカの3強が強いためメダルは難しいでしょう。

 

 

 

 

 

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