東京五輪 7/29の競技レポートと翌日の見所紹介
柔道は女子78kg級の濱田尚里と男子100kg級のウルフアロンが揃って金メダルを獲得！
女子78kg級の濱田は初戦相手の技を返して技有りを取ってから得意の寝技で抑え込んで合わせ技一本。
準々決勝も巴投げで技有りを取りつつ投げた後すぐさま相手を絞め落として一本勝ち。これぞ濱田の柔道という戦い方でベスト４まで勝ち上がります。
準決勝の相手は今年の世界選手権を制したヴァーグナー。ここも一回投げで寝かせてからあっという間に腕を極めて一本勝ち。
初戦から抑え込み、絞め、関節と濱田の柔道ここにありという勝ち上がりで決勝へ。
決勝の相手は最大のライバルであるマロンガ。2019年の世界選手権決勝で敗れた相手です。
そんな相手ですがマロンガ相手にも投げに行った後に崩れた最初の寝技チャンスをしっかり決めきり金メダルを獲得。
世界最強と言われたマロンガに何もさせませんでした。寝技をやらせたら濱田は世界最強。その濱田が寝技に徹した強さの神髄を見せてくれました。
男子100kg級のウルフ・アロンは初戦鮮やかな一本勝ちで勝利。
準々決勝のパルチク戦も技有りを取って危なげなく勝ち上がり、調子の良さが伺えます。
準決勝は世界ランク１位のリパルテリアニ。ここも技有りを取って勝ち上がると決勝の相手は韓国のチョグハム。
長い延長に入りますがスタミナには自信があるウルフ。しっかり組み勝って攻め続けて最後は一本勝ちで勝利することができました。
男子100kg級での金メダルは実にシドニー五輪の井上康生さん以来21年ぶりの金メダルとなります。
卓球女子シングルスでは伊藤美誠が銅メダルを獲得。
準決勝は中国の孫穎莎にストレートで敗れて３位決定戦に回りましたが、３位決定戦では石川佳純を破って勝ち上がってきたシンガポールのモンユを４−１で撃破。
日本勢としてはリベンジができたと共に日本女子シングルス史上初のメダル獲得となりました。
序盤はモンユのペースになりかけましたが、伊藤はサーブで流れを引き寄せましたね。
苦しい時に点を取れるサーブがあると、流れを持ってきやすくなります。様々なサーブを磨いてきた伊藤の強さが発揮された試合だったと思います。
バドミントン混合ダブルスの渡辺、東野ペアは残念ながら世界ランク３位の中国ペアにフルセットの末に敗れて３位決定戦へ。
中国ペアのサーブが上手かったですね。相手のサーブで攻めることができず流れを渡してしまいました。
バドミントン男子ダブルスの園田、嘉村ペアは世界ランク２位のインドネシアのペアに敗れて最終成績はベスト８で敗退。
渡辺、遠藤ペアも世界ランク３位の台湾のペアに敗れてベスト８で敗退。男子ダブルスはメダル無しに終わりました。
バドミントン女子シングルスの奥原と山口は決勝トーナメント初戦を勝利してベスト８へ。
女子ダブルスのナガマツペアは世界ランク５位の韓国ペアに敗れてベスト８で敗退。
フクヒロペアも世界ランク３位の中国ペアに敗れてベスト８で敗退と金メダルも期待された女子ダブルスはメダル無しに終わりました。
しかしフクヒロペアに関しては廣田が大会前に膝の靱帯を切るという大怪我をしながらも決勝トーナメントまで進めたのは見事だったと思います。
男子シングルスの常山は世界ランク５位のギンティンに敗れました。これで男子シングルスもメダル無しに終わります。
競泳は男子200m平泳ぎの武良竜也が７位入賞。
男子200m個人メドレーの瀬戸と萩野は揃って決勝に進んでいます。
ここまで苦しんだこともあった二人ですが最後にベストの泳ぎを見せて欲しいですね。
フェンシング女子フルーレ団体は準々決勝でアメリカに敗れ、ベスト８で敗退。
順位決定戦の結果、最終順位は６位となっています。
テニス混合ダブルスの柴原瑛菜、マクラクラン勉のペアは準々決勝で敗れ、最終成績はベスト８です。
男子シングルスは錦織圭がジョコビッチに敗れ、こちらも最終成績はベスト８。
ボクシング女子フライ級の並木月海は勝利して準々決勝に進んでいます。
体操女子個人総合決勝は村上茉愛が５位入賞。予選23位通過からよく順位を上げてきてくれました。
さて明日の見所です。
7:00から男子ゴルフの第２ラウンドが始まります。
バドミントンは9:00から女子シングルスで奥原の準々決勝。相手は世界ランク９位の中国の選手です。
10:30からはバドミントン混合ダブルスの３位決定戦。渡辺、東野ペアが銅メダルを目指します。相手は世界ランキング11位の香港のペア。
16:45からは山口茜の準々決勝。相手はリオ五輪で奥原を破って決勝に進んだインドのプサルラ。勝負の一戦です。
9:15からは陸上も始まります。初日の予選では男子走り高跳びや男子3000m障害で決勝進出を目指します。
10:00からはメダルを目指すフェンシング男子エペ団体の初戦があります。
競泳では10:50から男子200m背泳ぎ決勝に入江陵介が出場。
そして11:16から男子200m個人メドレーで瀬戸大也と萩野公介がメダルを狙います。
柔道は個人戦の最終日。男子100kg超級に原沢久喜、女子78kg超級に素根輝が登場してきます。
原沢の初戦は12:00予定。素根の初戦は12:42予定。
原沢は打倒リネールを果たすためには決勝まで勝ち上がる必要があります。
素根はこの階級で最強と言われている実力者。順当に決勝ラウンドまで勝ち上がって欲しい。
柔道の決勝ラウンドは17:00からとなっています。
13:00からの女子トランポリンにも注目。
2019年世界選手権で金メダルを獲得した森ひかるに期待です。
19:00からは女子サッカーの決勝トーナメント初戦。
相手は予選リーグでアメリカを破るなど３連勝で勝ち上がってきたスウェーデンです。
厳しい相手ですがもう決勝トーナメントですから勝つしかありません。
20:30からは陸上の男子10000m決勝で相沢晃、伊藤達彦の二人が世界を相手に勝負します。
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