ドイツ、スペインに勝つ可能性を限りなくポジティブに考える

ドイツ、スペインに勝つ可能性を限りなくポジティブに考える

カタールW杯で日本はドイツ、スペインと同居する厳しい組に入ってしまいました。

 

もちろん普通に考えれば日本が勝つのは厳しい相手です。

 

勝率を考えれば当然ドイツ、スペインが勝つ確率の方が高いでしょう。

 

しかし可能性はゼロではありません。

 

過去の歴史を振り返れば、これくらいの番狂わせはいくらでも例があります。

 

かつて「やる前から負けること考えるバカいるかよ」と言ったプロレスラーがいましたが、可能性がゼロでないのであればそれを狙うというのは当然のことです。

 

なので限りなくポジティブな材料を集めて勝機を見出していこうというのが、今回の記事の趣旨となります。

 

 

・ドイツ代表

 

W杯予選では以下のような成績で突破しました。

 

ドイツ 3-0 アイスランド
ルーマニア 0-1 ドイツ
ドイツ 1-2 北マケドニア
リヒテンシュタイン 0-2 ドイツ
ドイツ 6-0 アルメニア
アイスランド 0-4 ドイツ
ドイツ 2-1 ルーマニア
北マケドニア 0-4 ドイツ
ドイツ 9-0 リヒテンシュタイン
アルメニア 1-4 ドイツ

 

10戦して9勝1敗と抜群の成績で突破していますが、着目すべきはホームで北マケドニアに負けている点。

 

裏を返せば北マケドニアはこの勝ち点も大きく効いてプレーオフに進み、イタリアにも一発入れたわけですが、北マケドニアでもドイツに一発入れることができたというのは日本にとってポジティブな要素でしょう。

 

またドイツは前回W杯では初戦でメキシコに0-1で敗れています。

 

もちろん4年前とは違うチームになっていますし、ドイツが2大会連続で同じ轍を踏むのかという話もありますが、ポジティブに考えれば前回のように初戦でつけ入る隙があるということです。

 

かつてドイツW杯直前にも日本はアウェーでドイツと戦って2-2という素晴らしい試合を展開したこともありますし、イメージも悪くありません。

 

日本はアジア予選で3失点。そのうち消化試合のベトナム戦を除けば2失点で、その2失点もフォーメーションを変える前の2試合です。

 

つまり4−3−3というフォーメーションで守備をしっかりするようになってからの真剣勝負では6試合やって無失点です。

 

日本の守備戦術はしっかりしていますので、0-0の時間を長くしていけば焦るのはドイツの方でしょう。

 

そもそも日本は0-0でも全く問題ありません。

 

しっかり守備をしつつ、チャンスがあればカウンターで決めるという戦い方を徹底すれば、メキシコや北マケドニアが番狂わせを起こした時の再現も不可能ではないでしょう。

 

・スペイン代表

 

W杯予選では以下のような成績で突破しました。

 

スペイン 1-1 ギリシャ
ジョージア 1-2 スペイン
スペイン 3-1 コソボ
スウェーデン 2-1 スペイン
スペイン 4-0 ジョージア
コソボ 0-2 スペイン
ギリシャ 0-1 スペイン
スペイン 1-0 スウェーデン

 

意外とロースコアでの決着が多いことに目を引きます。

 

今の日本の守備力であればロースコアでの試合に持ち込むことは十分可能でしょう。

 

五輪世代も含めて対スペインの過去の結果を見るとロースコアで決着することが多いです。

 

2001年の親善試合は終盤に失点して0-1。

 

ロンドン五輪のグループリーグでは1-0で勝利。

 

東京五輪直前の親善試合では1-1。

 

東京五輪準決勝では延長後半に失点して0-1だったものの、90分では0-0でした。

 

東京五輪ではスペイン代表はA代表が多く、戦力差が大きかった中で90分ではスコアレス。

 

日本はあの時にスペインの戦い方に慣れたというのがある一方で、今の日本は当時の五輪代表チームとはメンバーもフォーメーションも違うというのはアドバンテージでしょう。

 

戦い方としてはドイツ戦同様に守備から入って、チャンスがあればカウンターから点を取るという展開を狙っていくことになるでしょう。

 

スペインとの最終戦までに引き分けでも突破可能性あり、という状況を作れていればグループリーグ突破が見えてきます。

 

 

 

 

 

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