サッカー パリ五輪での活躍が期待される選手たち MF、FW編

サッカー パリ五輪での活躍が期待される選手たち MF、FW編

パリ五輪世代で期待したい選手たち。前回のGK、DF編に続き、今回はMF、FW編です。

 

MF

 

・久保建英(マジョルカ)

 

東京五輪でもエースとして活躍し、A代表でもエースになりつつある。

 

A代表でカタールW杯を経験してさらに成長できればパリ五輪でも全世界から注目される選手になるだろう。

 

 

・荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)

 

まだ19歳ながら鹿島アントラーズでトップ下のポジションを掴んでいる。

 

積極的に得点に絡みにいけるプレーが魅力で、今季9ゴール6アシストを記録。

 

久保建英と共に攻撃の核として期待したい選手。

 

 

・武田英寿(FC琉球)

 

高校2年次に青森山田高校で高校選手権優勝に貢献し、高校3年次には浦和レッズに内定。

 

浦和ではデビュー1年目から11試合に出場するも、今シーズンは出場機会を失い、FC琉球にレンタル移籍。

 

名前の由来は中田英寿から取られており、ポジションも中田英寿と同じく攻撃的MF。東京五輪のトレーニングパートナーにも選ばれた。

 

琉球移籍後、いきなり直接FKでJリーグ初ゴールを決めるなど才能の開花は近いか。

 

このラインより上のエリアが無料で表示されます。

 

・山本理仁(東京ヴェルディ)

 

高校2年次にアカデミーから飛び級でトップに昇格し、ルーキーイヤーで22試合に出場した期待の司令塔。

 

東京五輪のトレーニングパートナーにも選ばれ、19歳ながら期待のレフティーとしてヴェルディの攻撃を司りつつある。

 

 

・鈴木唯人(清水エスパルス)

 

2020年にエスパルスに入団すると1年目からいきなりリーグ戦30試合に出場。

 

今季も4-4-1-1のシャドーの位置でスタメンを掴み、25節の湘南ベルマーレ戦では4人抜きからの見事なループシュートを決めた。

 

 

・樺山諒乃介(モンテディオ山形)

 

今シーズン、横浜Fマリノスに入団し、高卒ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取りリーグ戦5試合に出場。

 

しかしその後はスタメンを守ることができず、試合から遠ざかったため今夏モンテディオ山形に期限付き移籍した。

 

得意のドリブルを武器に、山形では途中出場のスーパーサブとして活躍している。

 

 

・中井卓大(レアル・マドリード・フベニールA)

 

ピピの愛称で知られ、レアル・マドリードの下部組織でチームの中心選手として活躍している。

 

ボランチとしてのテクニック、ボールキープ力、視野の広さなどが高く評価されており、イギリス紙ガーディアンが、「世界で最も才能のある若手選手60名」の1人として中井を選出した。

 

今夏はレアルのBチームにあたるカスティージャの親善試合にも出場しており、順調にカテゴリーを上げている。

 

パリ五輪は20歳で迎えるため年少世代になるのは不利だが、久保建英も20歳で東京五輪に出場したように、今の成長曲線のままレアルで活躍を続ければパリ五輪の主軸としてプレーする可能性も十分あるだろう。

 

 

・松岡大起(清水エスパルス)

 

2019年からサガン鳥栖の主力として活躍し、今夏に清水エスパルスに移籍。

 

主なポジションはボランチで運動量が多くパスセンスも高い。

 

CBやSBでもプレー可能で、ポリバレント性は登録人数が少ない五輪において大きな武器になる。

 

 

・藤田譲瑠チマ(徳島ヴォルティス)

 

東京五輪代表のトレーニングパートナーに選出され、親善試合のU24ホンジュラス戦にも途中出場。

 

ポジションはボランチでプレースタイルは守備寄り。ボール奪取や運動量を武器に、徳島で主力として定着しつつある。

 

 

・田中聡(湘南ベルマーレ)

 

昨シーズン2種登録ながらJ1で17試合に出場し、今シーズンから正式にトップチームに昇格。

 

フィジカルの強さを活かしボランチの位置で相手とのデュエルに勝っていくプレースタイルはかつて湘南からプロのキャリアをスタートさせた遠藤航を彷彿とさせる。

 

 

・川崎颯太(京都サンガF.C.)

 

昨年にユースからトップチームに昇格し、今シーズンは開幕から中盤の底のアンカーでスタメン出場。

 

相手の攻撃をしっかり潰しつつ、15節のアルビレックス新潟戦では強烈なミドルシュートを突き刺し、Jリーグ初ゴールも記録した。

 

 

・成岡輝瑠(SC相模原)

 

U15から年代別の代表の常連であり、2019年のU17W杯にも出場。東京五輪のトレーニングパートナーにも選ばれた。

 

2020年に清水エスパルスのトップチームに昇格するも、出場機会を得られず今夏SC相模原に期限付き移籍。

 

移籍後は稲本潤一からボランチのポジションを奪い、ボランチの位置から精度のいい縦パスを供給し、攻撃の起点となっている。

 

 

FW

 

・川崎修平(ポルティモネンセSC)

 

ガンバ大阪時代はACLのタンピネス・ローバーズ戦でハットトリックを記録。

 

ドリブルと決定力が持ち味で、将来性を買われてポルトガルのポルティモネンセに移籍。中村航輔や中島翔哉とチームメイトになった。

 

まだ20歳という若さなので海外で経験を積んで欲しい。

 

 

・細谷真大(柏レイソル)

 

スピードを武器にしているFWで今は主に柏レイソルのスーパーサブとして活躍している。

 

今季Jリーグで3得点を記録。先発のポジションも勝ち取りつつある。

 

 

・植中朝日(V・ファーレン長崎)

 

2021年9月14日にモンティディオ山形戦に出場し、Jリーグ初ゴールを記録するとその試合でいきなりハットトリックを記録。

 

この活躍を契機にまずは長崎でスタメンを掴みたい。

 

 

・櫻川ソロモン(ジェフユナイテッド市原・千葉)

 

ナイジェリア人の父と日本人の母を両親に持ち、190cm・89kgと圧巻の体格を持つ大型FW。

 

東京五輪のトレーニングパートナーにも選ばれ、上田綺世から動き出しや駆け引きなどを学んだとのこと。

 

本人の憧れの選手はベルギーのルカクということだが、体格やプレースタイルなどは和製ルカクと言っても差し支えなし。

 

大器の晩成をじっくり期待したくなる選手。

 

 

・西川潤(セレッソ大阪)

 

桐光学園時代から将来を嘱望されており、高校3年次にセレッソ大阪の特別指定選手としてJ1の舞台を経験。

 

さらに2019年のU17W杯でも飛び級で選出されながら、チームのエースとして4試合で2ゴールを記録。

 

バルセロナが獲得に動いたという話もあったが、現在はセレッソでもスタメンを掴むことができず、現在の主戦場はセレッソ大阪U-23。

 

伸び悩みとも言われるがまだまだ才能の開花を期待して待ちたい。

 

 

・中島大嘉(コンサドーレ札幌)

 

今シーズンからコンサドーレ札幌に加入し、現在はカップ戦を中心に経験を積んでいる。

 

188cmの長身で、国見高校時代から期待の長身FWとして期待されていた。

 

「大嘉」という名前は国見高校の偉大な先輩である大久保嘉人よりも大きくなってほしい、ということで名付けられたそう。

 

まずは札幌でスタメンを勝ち取ることが目標になる。

 

 

・斉藤光毅(ロンメルSK)

 

各年代の世代別代表を経験し、FC東京では16歳11カ月11日でクラブ史上最年少でJリーグデビューを果たした。

 

このデビュー戦では三浦知良と2トップを組み、Jリーグ史上最大年齢差の同時出場が話題となった。

 

そんな斉藤も2020年シーズン終了後にベルギー2部のロンメルSKに完全移籍し、19歳にして海外組に。

 

今季開幕戦ではスタメンで出場し、移籍後初ゴールを記録。日本期待のドリブラーはベルギーの地で成長を続けている。

 

 

・若月大和(FCシオン)

 

桐生第一高校時代から特別指定選手として湘南ベルマーレで公式戦に出場し、湘南ベルマーレに入団が内定したと同時にスイス・スーパーリーグのFCシオンへの期限付き移籍を発表した。

 

2019年のU17W杯ではオランダ戦で2ゴールをあげる活躍をしており、スイスでのさらなる成長が期待される。

 

 

 

以上パリ五輪世代で活躍が期待される選手を紹介した。

 

 

新型コロナの影響で海外遠征や国際大会を積みづらい世代だが、来月にはU23アジア選手権の予選が行われる。

 

相手はカンポジア、香港と格下だがきっちり勝って本大会への出場権を掴むと共にパリ五輪世代のチーム作りのスタートとして欲しい。

 

 

 

 

 

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