早稲田大学の三冠以降の箱根区間配置を振り返る 10区編

早稲田大学の三冠以降の箱根区間配置を振り返る 10区編

早稲田大学の三冠以降の区間配置を区間ごとに振り返っていきます。

 

本日は10区です。

 

2011年 第87回大会

 

優勝したこの年の10区は4年生でキャプテンの中島賢士。

 

東洋大学の山本憲二に後ろから追われますが、なんとか逃げ切って首位をキープ。

 

区間2位の好走で優勝のゴールテープを切り、大学駅伝3冠を達成しました。

 

タイム:1:09:55

 

 

2012年 第88回大会

 

この年の10区は3年生の市川宗一朗。

 

初めての箱根でしたら優勝争いにもシード争いにも絡まない位置で目立った走りはできず区間9位でした。

 

タイム:1:12:43

 

 

2013年 第89回大会

 

この年の10区は2年生の田口大貴。終盤まで帝京大学の熊崎健人と競り合ったのを覚えている方もいるのではないでしょうか。

 

区間4位と好走しますが熊崎には競り負け、チーム順位は5位でフィニッシュしました。

 

タイム:1:11:49

 

 

2014年 第90回大会

 

この年の10区は2年生の中村信一郎。

 

この年も優勝争いやシード争いとは関わらない位置で往路を終えたため、このような年は翌年以降を見据えて下級生を使うこともあります。

 

中村信一郎は区間10位でしたが、翌年以降上級生となりチームの中心核となっていきます。

 

タイム:1:11:32

 

 

2015年 第91回大会

 

この年の10区は2年前に続き2回目の10区出走となった4年生の田口大貴。

 

この頃は毎年優勝争いにもシード争いにも関わらない位置での復路が続き、アンカーもモチベーションを保つのが難しかった頃だと思います。

 

田口は区間7位でゴールしますが、チームの順位も5位と放送でもあまり映りませんでした。

 

タイム:1:10:56

 

 

2016年 第92回大会

 

この年の10区は2年生の藤原滋記。箱根駅伝初出場でしたが区間6位と好走。

 

しかしこの年もチーム順位は4位とアンカーは目立つ走りにはなりませんでした。

 

タイム:1:11:45

 

 

2017年 第93回大会

 

この年の10区は2年生の清水歓太。

 

永山と並ぶこの学年のエース候補として出場しましたが区間順位は9位と目立った走りはできず。

 

しかしこの年は3位で受け取った襷をしっかり守り切りチームは3位でフィニッシュしています。

 

タイム:1:12:30

 

 

2018年 第94回大会

 

この年の10区は4年生の谷口耕一郎。

 

区間順位こそ8位でしたが一般組の谷口が東海大の高校生時代からエリートだった川端千都を抜き去って3位でゴールしたのは感動的でした。

 

当時キャプテンだった安井雄一も号泣していましたね。

 

谷口の活躍により4位から3位へと順位を上げ、全日本大学駅伝のシードを獲得することができました。

 

タイム:1:12:35

 

 

2019年 第95回大会

 

この年の10区は4年生の小澤直人。

 

シード圏外から逆転シード入りを目指して力走し、区間7位でまとめます。

 

しかし残念ながらシードラインまで1分29秒届かず、チームはシードを落とすことになってしまいました。

 

タイム:1:11:58

 

 

2020年 第96回大会

 

この年の10区は3年生の宍倉健浩。前年も10区にエントリーされながら当日変更でメンバー外となり悔しい思いをした宍倉。

 

この年は無事出走を果たすと区間8位でまとめます。

 

ラストでは駒澤大学の石川拓慎に競り勝ち、スパート力があるところも見せてくれました。

 

タイム:1:10:23

 

 

2021年 第97回大会

 

この年の10区は3年生の山口賢助。鶴丸高校という進学校出身の非スポーツ推薦ランナーですが今季10000mで28分台前半を出して一気に主力になりました。

 

展開が集団として推移したためタイムこそ伸び悩みますが勝負に徹して4人の集団で勝ち切り6位を死守。

 

区間順位は7位でまとめ、競り合った他校の選手に対してしっかり実力の差を見せつけてくれました。

 

タイム:1:11:07

 

 

2022年 第98回大会

 

この年も昨年に引き続き10区は4年生になった山口賢助。

 

シード権まで2分という厳しい状況でスタートして賢明に前を追いましたが差は詰まらず、逆に後ろからきた神奈川大学にも抜かれてしまいます。

 

区間順位は13位となり、早稲田の順位も13位とシードを落としてしまう厳しい結果となりました。

 

タイム:1:10:42

 

 

 

 

 

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