2021年世界体操北九州　結果まとめ

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2021年世界体操北九州　結果まとめ

北九州で行われた世界体操と世界新体操が終わりました。入賞以上の結果を残した日本選手について成績をまとめます。

・男子個人総合

1.　87.981　ZHANG Boheng CHN
2.　87.964　橋本大輝 JPN
3.　84.899　KOVTUN Illia UKR
4.　84.365　MOLDAUER Yul USA
5.　84.232　ONDER Ahmet TUR
6.　84.057　SHI Cong CHN
7.　83.365　PLATA Joel ESP
8.　83.256　EMARD William CAN

橋本がわずか0.017という差で金メダルに届かず銀メダル。

最後の鉄棒は中国の張が着地を止め、橋本が１歩動く。そこでの0.1差が勝敗を分けた結果になりました。

・男子床

1.　14.800　BARTOLINI Nicola ITA
2.　14.766　南一輝 JPN
3.　14.700　SORAVUO Emil FIN
4.　14.600　RYU Sunghyun KOR
5.　14.566　YULO Carlos Edriel PHI
6.　14.533　萱和磨 JPN
7.　14.333　KARIMI Milad KAZ
8.　14.100　SKINNER Hayden GBR

今年の全日本選手権と全日本種目別選手権の床で２冠を達成している南。

金メダルも期待されましたが惜しくも届きませんでした。全日本と全日本種目別では15点を上回っていますが、今回は着地が動く場面が多く、Eスコアを伸ばしきれなかったのが惜しかったです。

・男子あん馬

1.　15.266　NEDOROSCIK Stephen USA
2.　14.900　WENG Hao CHN
2.　14.900　萱和磨 JPN
4.　14.766　KURBANOV Nariman KAZ
5.　14.766　YODER Alec USA
6.　14.733　NATHAN Joshua GBR
7.　13.833　UDE Filip CRO
8.　13.400　MERDINYAN Harutyun ARM

オリンピックで銅メダルを獲得し、出場権を掴んだ萱が世界体操でも銀メダルを獲得。

金メダルスコアの15.266は今の萱のDスコアでは困難な得点なので、銀メダルというのは現時点で考え得る最上の結果と言えるでしょう。

・男子跳馬

1.　14.916　YULO Carlos Edriel PHI
2.　14.866　米倉英信 JPN
3.　14.649　MEDVEDEV Andrey ISR
4.　14.549　GRASSO Thomas ITA
5.　14.399　YANG Hakseon KOR
6.　14.383　TULLOCH Courtney GBR
7.　14.149　CHEPURNYI Nazar UKR
8.　13.199　EMARD William CAN

スペシャリストの米倉が銀メダルを獲得。自身の名がついたヨネクラとヨー２を跳び、２本とも着地で動きました。

対して優勝したカルロス・ユーロは１本目ロペス、２本目ドラグレスクと米倉より難易度は低いものの２本目のドラグレスクで完璧な着地。見事な金メダルでした。

・男子平行棒

1.　15.466　HU Xuwei CHN
2.　15.300　YULO Carlos Edriel PHI
3.　15.066　SHI Cong CHN
4.　15.000　橋本大輝 JPN
5.　15.000　MOLDAUER Yul USA
6.　14.900　萱和磨 JPN
7.　14.566　SOUZA Caio BRA
8.　12.333　BAUMANN Christian SUI

中国が非常に強い平行棒で中国は金と銅を獲得。

橋本も会心の演技であれば15.2～15.3くらいを出す実力を持っていますがEスコアを伸ばしきれず惜しくも４位となりました。

・男子鉄棒

1.　15.166　HU Xuwei CHN
2.　15.066　橋本大輝 JPN
3.　14.966　MALONE Brody USA
4.　14.966　MACCHINI Carlo ITA
5.　14.833　KARIMI Milad KAZ
6.　14.600　内村航平 JPN
7.　14.166　KOVTUN Illia UKR
8.　13.666　GEORGIOU Ilias CYP

オリンピックを制した橋本がオリンピックと同等のスコアを出し金メダルは有力と思われましたが中国に伏兵がいました。

平行棒も制した中国のスペシャリスト胡旭威が着地まで完璧に止める演技で逆転金メダル。橋本は鉄棒で着地が乱れており個人総合に続き、着地でわずかな差で敗れる悔しい結果となりました。

また内村航平は離れ技を掴む位置が近かったなどEスコアが伸びず６位。しかし着地は完全に止め、今大会で最も会場を沸かせた瞬間となりました。

・女子平均台

1.　14.100　芦川うらら JPN
2.　13.800　SCHAEFER-BETZ Pauline GER
3.　13.733　村上茉愛 JPN
4.　13.333　WONG Leanne USA
5.　13.300　LUO Rui CHN
6.　12.500　ANDRADE Rebeca BRA
7.　12.400　MELNIKOVA Angelina RGF
8.　11.866　di CELLO Kayla USA
9.　11.833　VORONA Iana RGF

有力選手に相次いで落下が続く中、芦川が見事な演技で金メダルを獲得。

また村上も安定した演技で銅メダルに滑り込んでいます。

・女子床

1.　14.066　村上茉愛 JPN
2.　14.000　MELNIKOVA Angelina RGF
3.　13.833　WONG Leanne USA
4.　13.700　URAZOVA Vladislava RGF
5.　13.633　di CELLO Kayla USA
6.　13.366　CEPLINSCHI Maria ROU
7.　13.033　BACHYNSKA Anastasiia UKR
8.　12.133　平岩優奈 JPN

現役ラスト演技となった村上が見事に金メダルを獲得。

オリンピックでも同スコアだったロシアのメルニコワと激しい接戦を制しました。

・新体操団体総合

1.　88.350　RGF
2.　86.000　ITALY
3.　85.400　BELARUS
4.　84.900　JAPAN
5.　82.200　PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
6.　77.600　AZERBAIJAN
7.　75.750　GERMANY
8.　75.700　UKRAINE

２種目目のフープ＆クラブでミスが出てしまい惜しくもメダルには届きませんでしたが、東京五輪の８位という結果を払拭する好演技を披露してくれました。

・新体操団体種目別 5ボール

1.　46.000　RGF
2.　45.600　Italy
3.　44.500　Japan
4.　44.100　Belarus
5.　42.450　People’s Republic of China
6.　38.050　Azerbaijan
7.　37.650　Brazil
8.　35.900　France

団体総合でノーミス演技を見せたボールは種目別でも得点を伸ばし、銅メダルを獲得しました。

・団体種目別 3フープ+2クラブ

1.　42.275　Italy
2.　40.950　RGF
3.　40.900　Japan
4.　40.850　People’s Republic of China
5.　38.850　Spain
6.　38.750　Azerbaijan
7.　38.550　Ukraine
8.　37.150　Belarus

ライバルのスペイン、ベラルーシにミスが出て、日本は演技終了時点で１位に。

しかし日本も手具落下があり、その後にさらに素晴らしい演技をしたイタリア、ロシアが上回り、銅メダルという結果でした。

・新体操個人総合

1.　108.400　AVERINA Dina RGF
2.　105.300　HARNASKO Alina BLR
3.　103.200　AVERINA Arina RGF
4.　102.450　KALEYN Boryana BUL
5.　99.650　ONOPRIIENKO Viktoriia UKR
6.　99.525　RAFFAELI Sofia ITA
7.　96.600　VOLOZHANINA Tatyana BUL
8.　96.450　喜田純鈴 JPN

喜田純鈴が８位入賞。リボンで手具の落下があったものの手堅く演技をまとめあげ、８位入賞にしっかり食い込んできました。

世界体操結果まとめ

金メダル２個：芦川うらら(平均台)、村上茉愛(床)
銀メダル５個：橋本大輝(個人総合、鉄棒)、南一輝(床)、萱和磨(あん馬)、米倉英信(跳馬)
銅メダル１個：村上茉愛(平均台)
４位：橋本大輝(平行棒)
６位：萱和磨(床、平行棒)、内村航平(鉄棒)
８位：平岩優奈(床)

世界新体操結果まとめ

銅メダル２：団体種目別５ボール、団体種目別３フープ+２クラブ
４位：団体総合
８位：喜田純鈴(個人総合)

2021年世界体操北九州　結果まとめ

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