2017年スポーツ重大ニュースベスト10
さて年末恒例。私が独断と偏見で選ぶ今年のスポーツ10大ニュース+1を書いていきます。
次点:ナイキBREAKING2でキプチョゲが2時間0分25秒の非公式世界最高記録
フルマラソンで2時間切りを目指したナイキのBREAKING2プロジェクト。エリウド・キプチョゲが惜しくも2時間切りはならなかったものの非公式世界最高記録を樹立。人類のさらなる可能性を感じさせる意義のあるプロジェクトだった。
10位:卓球、平野美宇の活躍
1月の全日本で史上最年少優勝を果たすと4月のアジア選手権でも中国のトップ選手3人を倒して史上最年少優勝。さらに世界選手権でも日本勢として48年ぶりの女子シングルスメダルとなる銅メダルを獲得した。
9位:白鵬の史上最多勝
年末に何かと世間を騒がせた角界だが、上半期は稀勢の里の優勝など明るい話題も多かった。その中でも7月の名古屋場所で白鵬が1048勝目を挙げ、魁皇が所持していた史上最多勝記録を塗り替えた。
8位:奥原希望が世界選手権優勝
バドミントンの世界選手権で奥原希望が日本人として初めて女子シングルスを制した。準々決勝でリオ五輪金メダリストのマリン、準決勝でロンドン五輪銅メダリストのネワール、そして決勝ではリオの準決勝で敗れたプルサラ相手にリベンジを果たし世界の頂点に立った。
7位:渡辺一平が世界新記録樹立
男子200m平泳ぎで渡辺一平が2分6秒67の世界新記録を樹立。山口観弘が四年以上所持していた世界記録を塗り替え、世界で初めて2分6秒台に突入した。
6位:浦和レッズが10年ぶりのアジア制覇
ACLで浦和レッズが10年ぶりに優勝。決勝トーナメントでは済州ユナイテッド、川崎フロンターレ、上海上港と東アジアの強豪クラブを破り決勝に辿り着くと、決勝ではサウジアラビアのアルヒラルに競り勝ちアジアの頂点に立った。
5位:村上茉愛が世界体操床で日本人女子初の金メダル
内村航平が怪我で連覇が断たれた今年の世界体操。しかし白井健三が個人総合で銅、床で金、また鉄棒で宮地秀享が世界初のI難度を成功させるなど奮闘。そして村上茉愛が日本人女子として初めて床で金メダルを獲得するという歴史的快挙を成し遂げた。
4位:世界陸上日本勢の活躍
世界陸上のリレーでは世界陸上では初となる銅メダルを獲得。そして競歩では五輪、世界陸上を通じて過去最高となる銀メダルを荒井広宙が獲得し、小林快も銅メダルを獲得。世界陸上で3つ以上のメダル獲得は03年世界陸上パリ大会以来の好成績だった。
3位:佐藤琢磨がインディ500優勝
佐藤琢磨が日本人としてはもちろんアジア人としても初となるインディ500優勝という快挙を成し遂げた。予選で4位につけると決勝では序盤出遅れながらも徐々に順位を上げ、196周目にトップに立つとそのままトップでチェッカーフラッグを受けた。
2位:女子スピードスケートの活躍
小平奈緒が500では敵無しとなるW杯連勝記録を継続中。1000では世界記録を樹立。1500、3000では高木美帆が世界トップの実力を発揮しており、女子パシュートでは3度世界記録を塗り替えた。来年の平昌五輪に期待を抱かせるシーズンとなった。
1位:桐生祥秀が日本人初の9秒台
桐生祥秀が9.98というタイムを出し日本人としての悲願であった10秒の壁を破った。これは黄色人種としての世界最高記録でもある。また山縣亮太も10秒00を記録し、日本人スプリンターが大活躍した年となった。
関連ページ
- 2019年スポーツ重大ニュースベスト10
- 年末恒例。私が独断と偏見で選ぶ今年のスポーツ10大ニュース+1を書いていきます。次点:八村塁がワシントンウィザーズからドラフト1位指名。日本人として初めてNBAのドラフトで1位指名されるという快挙。新人ながらチームの主力としても活躍している。今後のさらなる活躍に期待という意味で次点とした。
- 2018年スポーツ重大ニュースベスト10
- 年末恒例。私が独断と偏見で選ぶ今年のスポーツ10大ニュース+1を書いていきます。次点:バドミントン日本勢の活躍。福島廣田ペアが世界ランク1位になり、女子の国別対抗戦であるユーバー杯では37年ぶりの世界一達成。世界選手権でも桃田賢斗が男子シングルスで優勝、女子ダブルスでは松本永原ペアが優勝と世界有数のバドミントン強国になった1年だった。
- 2016年スポーツ重大ニュースベスト10
- さて年末なので今年もやります。2016年私的スポーツ10大ニュース+1。今年のスポーツ界の出来事で個人的に印象に残ったものをランキングにしていきます。次点:U22アジア選手権初優勝。
- 2015年スポーツ重大ニュースベスト10
- さて今年もやります。私が選ぶ2015年スポーツ重大ニュースベスト10+次点。この企画も2011年から始めて5年目になりました。私の基準としては達成困難度が高いものほど上位にくる傾向にあります。「世界初」とか「史上初」とか「前人未到」みたいなものが大きな評価基準ということです。
- 2014年スポーツ重大ニュースベスト10
- 恒例となった今年のスポーツ重大ニュースベスト10です。このランキングも今年で四年目。完全に個人的印象ですが私の基準として世界初とか何十年ぶりの快挙とか国際大会での大活躍など達成困難度が高いものほど上位にくる傾向にあります。
- 2013年スポーツ重大ニュースベスト10
- 恒例となった今年のスポーツ重大ニュースベスト10です。次点:東京五輪開催決定。純粋な競技結果ではないですが個人的にかなり大きなスポーツ界の出来事だと思ったので次点に入れました。
- 2012年スポーツ重大ニュースベスト10
- 今年もやります2012年スポーツ重大ニュースベスト10。相も変わらず私の独断と偏見です。なお五輪での日本勢の活躍は一纏めにしました(じゃないと金メダルだけで10個中7個埋まるのでw)。次点:錦織圭が全豪オープンでベスト8入り。世界ランク6位のツォンガを下して日本男子80年ぶりとなる4大大会ベスト8進出。また五輪でもフェレールを下してベスト8に入るなど飛躍の年となった。
- 2011年スポーツ重大ニュースベスト10
- 大晦日ということで今年のスポーツ重大ニュースベスト10というものを決めてみようと思います。全て自分の独断と偏見です。次点。世界水泳でソンヨウが最古の世界記録を破る。男子1500m自由形でソンヨウが2001年に樹立された水泳史上最も古いグランドハケットの世界記録を破った。高速水着時代でさえ誰も超えることができなかった記録を高速水着禁止後に成し遂げてしまったというのが凄い。