コンフェデ初戦 日本対ニュージーランド戦の考察
ジーコジャパンになって初の公式大会となったコンフェデレーションズカップ。その初戦のニュージーランド戦は後に続くフランス戦、コロンビア戦を考えると絶対に負けられない、いや絶対に勝たなければならない試合でした。
そんなプレッシャーの中期待通りの活躍を見せたのが日本の大黒柱の中田英寿と中村俊輔！特に俊輔は一人で二得点の活躍。日本の中核となる二人がきっちり点を取って格下のニュージーランドをきっちりと下しました。
特に俊輔は今まで課題とされていたパス＆ゴー。パスを出した後にその行方を見守るのでなくすぐにスペースに走り出してチャンスを広げる。こういうプレーが出来ていました。
一点目は高原直泰がトラップミスでこぼしたボールにあきらめずに走って追いついたからこそ取れた得点(角度の無い位置から左足でしっかり流し込める技術も素晴らしい！)でまず前半開始直後のこのプレーで勢いに乗る事が出来ました。
二点目も右サイドを上がっていた山田暢久にパスを出した後すぐさま走り出してその山田のクロスを自分で決める。中田の強烈な弾丸ミドルも合わせてこれで二人で三得点。間違いなく日本の不動の主力だなと感じさせてくれた試合でした。
守備も落ち着いていて山田暢久、宮本恒靖、坪井慶介の三人が三都主のどうしても安定しない守備をしっかりカバーしていました。そして三都主もその分効果的な上がりを見せて二列目、三列目からの攻撃に拍車をかける。
右サイドからも山田が効果的な攻撃を見せて代表初アシストを記録。ボランチの稲本潤一、遠藤保仁も前線に顔を出しＦＷ、二列目、ボランチ、両ＳＢがかわりがわり攻撃に参加できたこの試合の日本代表。
守備できっちり押さえ込み(危ないシーンは一回のみ)攻撃で沈め３−０と完封した日本。まずは軽くノルマ達成です。
ニュージーランド戦の選手評価
楢崎 ６，５：相手のヘディングから生まれた危険なシーンもきっちり外に弾き出しその他の場面でも冷静に対処。ほぼ完璧な出来。
山田 ６，５：守備で相手を押さえ込み攻撃で１アシストを記録。攻守にわたる活躍を見せた。
坪井 ６，０：１対１では常に勝っていた。当然のように零封。
宮本 ６，５：全てにおいて完璧な守備。冷静で確実な守備を９０分間持続させ失点の臭いを感じさせなかった。
三都主 ６，０：懸念された守備もＯＫ。攻撃でも効果的な上がりを見せる。
遠藤 ６，０：この試合でも抜群なバランス感覚を披露。日本を影で支えていた。
稲本 ５，５：ちょっと疲労が残っていた感は否めないがそれでも及第点。
中村 ７，０：二得点は文句なしに立派。抜群のキープ力でボールを落ち着け日本の攻撃にタメを作っていた。
中田 ６，５：目の覚めるような強烈ミドルは見事。他の場面でも効果的なプレーを披露。
高原 ４，５：決定的な場面を二度も外したのはひどい。いい所が無かった。
大久保 ５，５：ピッチが悪い事もあったが得意のドリブルはあまり見せられず。フリーランニングは効果あり。あとはパスが来れば・・・。
ジーコ ４，５：中一日の過密日程で交代枠を使わないのは間違い。
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