2013年世界水泳バルセロナメダル獲得数予想
恒例のスポーツ予想シリーズです。過去の予想と結果一覧はこちら
2002年 日韓W杯優勝予想 イタリア→ブラジル
2004年 アテネ五輪金メダル獲得予想 9→16
2005年 ヘルシンキ世界陸上メダル獲得予想 2→2
2005年 ドイツW杯アジア最終予選勝敗予想 勝ち点15→勝ち点15
2006年 トリノ五輪メダル獲得予想 7→1
2006年 ドイツW杯優勝予想 イタリア→イタリア
2007年 大阪世界陸上メダル獲得予想 5→1
2008年 北京五輪金メダル獲得予想 11→9
2009年 南アフリカW杯アジア最終予選勝敗予想 (最終戦までに)勝ち点15→勝ち点15
2009年 世界水泳ローマメダル獲得予想 4→4
2009年 世界陸上ベルリンメダル獲得予想 1→2
2010年 バンクーバー五輪メダル獲得予想 4→5
2010年 南アフリカW杯優勝予想 スペイン→スペイン
2011年 世界水泳上海メダル獲得予想 8→6
2011年 世界陸上テグメダル獲得予想 1→1
2012年 ロンドン五輪金メダル獲得予想 12→9
北京五輪以降は大外しはしていないものの、ちょっと甘めに予想しすぎている傾向にあるので今回はシビアに予想すべきかなと。前回の世界水泳上海では世界ランキングをあてにしすぎてしまったので今回はそれも踏まえて。
最も期待できるのは萩野公介
まずメダルの期待が最も大きい選手は萩野公介。前回のロンドン五輪では４００ｍ個人メドレーで銅メダルを獲得し、今年の日本選手権でも５種目制覇。まだ１８歳と若く、さらなる成長も期待できる選手です。
今季世界ランキングでは
２００m自由形９位
４００m自由形３位
１００m背泳ぎ２位
２００m背泳ぎ２位
２００m個人メドレー２位
４００m個人メドレー１位
と５種目でメダル圏内にいます。当然５個くらいメダル取ってくれれば言うこと無いのですが今回はシビアな予想がテーマなので・・・ｗ。
一番確率が高いのが４個メ。これは今期世界ランク２位の選手を３秒近く離してのぶっちぎり一位。昨年のロンドン五輪の結果にあてはめても銀メダル相当の結果。メダル獲得はまず間違いないでしょう。
そして２個メも十分いけそう。ロンドン五輪ではマイケルフェルプス、ライアンロクテ、ラースローシェー、チアゴペレイラという４強の壁は分厚く５位という結果になりましたが、今年出したタイムは昨年ロンドンで負けたラースロシェー、チアゴペレイラの記録を上回っています。
そしてマイケルフェルプスはおそらく今年は出場しません。つまり日本選手権と同じレベルの泳ぎができれば敵はライアンロクテ一人と言えます。ここもメダルは計算できる。
次に可能性が高そうなのは１００背と４００自ですがこのあたりは昨年のロンドン五輪換算だと４位以下なので一旦保留します。シビアにシビアにｗ。
背泳ぎもメダル有力
萩野以外で最もメダル獲得可能性が高いのは入江陵介の２００背でしょう。昨年のロンドンでは銀メダルで今年の世界ランクでは一位。現状の力関係を見る限り入江、ライアンロクテ、クレイリータイラーの３強で、この三人に割って入る選手はいなさそう。
ロンドンではクレイリー、入江、ロクテという順位でしたが今年もこの三人が表彰台を占めるのではないでしょうか。
１００背に関してはかなり予想が難しい。入江、萩野の両者ともメダル可能性はあると思いますがこの種目は激戦。最も強いのはアメリカのマシューグレイバーズ。52秒台前半を出せるのはおそらく彼だけで、彼が本調子なら誰も敵わない。
53秒を切れればメダルに手が届きそうですが、53秒を切れる力を持っていそうなのが入江、萩野以外にアメリカのデービッドプルーマー、フランスのストラビュスとカミーユラクール。入江、萩野がメダルに届くかはかなり微妙なラインです。
激戦と言えば女子の１００背もかなりの群雄割拠。ロンドン銅メダルの寺川綾は今季世界ランク二位で十分期待できるのですが、地力ではアメリカのフランクリン、オーストラリアのエミリーシーボームのがおそらく上。
現実的には寺川は銅メダル争いに加わる一人という立ち位置ですが、このラインにもロシアのズエワや中国勢など強豪がひしめきます。
個人的には激戦の男子１００背と女子１００背のどちらかで一人メダルを確保できればと思っています。
平泳ぎもチャンスあり
次に平泳ぎを見ていきますが、注目したいのは現在日本人唯一の世界記録保持者である山口観弘の２００平。彼が世界記録を出した時の調子に戻れば文句無しに金メダル候補なのですが、今年は調子を落としており世界ランクは６位。
地力はあるのでどれだけ調子を戻せているかという話になるのですが、今季の泳ぎを見る限りメダルはやや難しいかなと。
１００平の北島康介もメダルは厳しいでしょう。メダルラインは59秒5だと思いますが、今の北島は1分切るのも難しいような気がします。
女子の平泳ぎは昨年ロンドンで１００銅、２００銀という個人ダブルメダルを達成した鈴木聡美。鈴木に関しても地力はあるのですがどこまで調子を合わせられるかという点で非常に予想が難しいｗ。
１００平はロンドンでもかなり噛みあった上でのメダルだったので今回は厳しいと思いますが、２００は十分可能性があります。昨年のロンドンではレベッカソニ、鈴木、エフィモアという順位でしたが昨年世界記録を出したレベッカソニは今期世界ランク３０位以内に名前が無いのでおそらく出てこないんじゃないかなと。
デンマークの選手が今年に入って２分２０秒台を出しているので実力では鈴木、エフィモアとデンマークの選手が３強だと思われます。
だけど鈴木が昨年のロンドンの時のような泳ぎができたらの話ｗ。今年の日本選手権では金藤理絵に負け。そういう意味では金藤にも期待したいのですが結局メダルは鈴木の調子が戻ってれば取れるし戻って無ければ取れないという結果になりそうですｗ。
まあ平泳ぎでは山口、鈴木、金藤の誰かに取ってもらいたいなと。
バタフライは女子で取りたい
バタフライでは男子２００の松田丈志、女子２００の星奈津美がメダル候補。可能性が高いのは星でしょうか。ロンドン五輪では銅メダルで今季世界ランクは２位。おそらく中国のリュウジカ、ショウリュウヨウ、スペインのベルモンテガルシアに星を加えた４人の争いになるでしょう。
山口や鈴木のケースとは違い、星が日本選手権で出した２分６秒１２というタイムは悪くなく、調子を落としているということも無さそうです。
しっかり世界水泳にピークを合わせて２分５秒台まで持ってこれればメダルは取れるんじゃないかと思います。
ベテランの域に入った松田はちょっと厳しいか。ロンドンのメダル獲得で燃え尽きてしまったのか、今季はあまり良い泳ぎができず世界ランクも１２位。ベテランらしくしっかりピークを合わせてくるかもしれませんが現状ではメダルは厳しそうです。
メドレーリレーはやや厳しいか
そしてロンドンでは男女ともにメダルを獲得したメドレーリレー。
女子は寺川-鈴木-星-上田という４人になるでしょうか。昨年はロシアや中国にギリギリ詰められながらも銅メダルを獲得しましたが、鈴木の調子が戻っていないとしたらかなり厳しい戦いになりそうです。
男子は入江-北島-藤井-塩浦というメンバー。ロンドンの時は入江-北島-松田-藤井だったのでバタフライと自由形が変わると予想されます。
塩浦慎理が日本選手権で勝ったことで塩浦が自由形に入り、藤井拓郎をバタフライにまわせるというのはアドバンテージです。ただ藤井、塩浦慎理も個人種目ではおそらく準決勝レベルでしょうし、北島の調子も心配。
四人の世界ランクを見てみると入江が６位、北島が２１位、藤井が２１位、塩浦が３０位となっています。よくも悪くも世界ランクはあまりあてにならないんですが、それでもこの状況でメダルというのはちょっと望みすぎかなと。
最後に保留していた萩野の４００自由形に触れますと、今の４００自はソンヨウがぶっちぎりで強く、パクテファンが二番手。パクテファンは今季世界ランクに名前が無いので出てくるかわかりませんがもし出てくるならば１，２位はおそらくソンヨウ、パクテファンの二人で決まりでしょう。
あと一人の銅メダル争いに萩野が加われるかという状況ですが萩野が日本選手権で出した３分４５秒４２というタイムは昨年のロンドンではメダル圏外のタイムですし、オーストラリアの選手が３分４３秒台を出しているのでちょっと厳しいかと思います。
メダル予想まとめ
というわけで予想をまとめますと
・男子４００m個人メドレー萩野
・男子２００m個人メドレー萩野
・男子２００m背泳ぎ入江
・女子２００mバタフライ星
・男子１００m背泳ぎ入江、萩野、女子１００m背泳ぎ寺川のうち誰か
・男子２００m平泳ぎ山口、女子２００m平泳ぎ鈴木、金藤のうち誰か
以上６個という予想でいかがでしょうか。ロンドンで１１個取ったのにちょっとシビアすぎるでしょうかｗ。
まあ予想を上回る結果を残してくれればいいなと思います。あとは２年前の世界水泳でも昨年のロンドン五輪でも金メダルを取れていないのでそろそろ金メダルが見たい。
萩野が４個メあたりで取ってくれれば日本チーム全体が流れに乗れそうですし、萩野にとっても日本のエースとして今後戦っていく上で大きな自信になると思いますので期待したいですね。
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