2021年 バドミントンスディルマンカップ 結果まとめ
バドミントンの男女混合国別世界一を決めるスディルマンカップ。
初優勝を目指した日本でしたが、惜しくも決勝で中国に敗れて3度目の準優勝となりました。
初戦からの試合結果をまとめます。
・グループリーグ1戦目 エジプト戦
日本 5-0 エジプト
金子祐樹/松友美佐紀 2〔21?4、21?6〕0 サラー/ユースリ
西本拳太 2〔21?5、21?5〕0 アドゥハム・ハテム・エルガマル
橋沙也加 2〔21?4、21?2〕0 ドーハ・ハニー
保木卓朗/小林優吾 2〔21?4、21?6〕0 エルガマル/モスタファ・カメル
志田千陽/松山奈未 2〔21?7、21?5〕0 ユースリ/ハニー
初戦は格下のエジプト戦。
桃田、山口、渡辺/東野ペアなどを温存しながらも全試合ストレート勝ちで危なげなく勝利しました。
・グループリーグ2戦目 イングランド戦
日本 5-0イングランド
渡辺勇大/東野有紗 2〔21?16、21?12〕0 エリス/スミス
桃田賢斗 2〔22?20、21?10〕0 ジョーニー・トルセン
古賀輝/齋藤太一 2〔21?17、19?21、21?12〕1 レーン/ベンディ
山口茜 2〔21?16、21?12〕0 アビゲイル・ホルデン
志田千陽/松山奈未 2〔21?16、21?12〕0 スミス/バーチ
勝てばグループリーグ突破が決まる日本はエジプト戦で温存したメンバーも投入。
東京五輪以来の試合となった初戦の渡辺/東野ペアは世界ランキング7位とイングランドのポイントゲッターのペア相手にストレートで勝利しチームを勢いに乗せます。
桃田も1セット目は接戦にもつれ込み、本調子ではないことが伺えましたがきっちりストレートで勝ちきり。
男子ダブルスは古賀/斎藤ペアは世界ランク28位、イングランドのペアは世界ランク19位とランキング上は格上。
しかしここもフルセットの熱戦を制して3連勝でグループリーグ突破を決めました。
・グループリーグ3戦目 マレーシア戦
日本 4?1マレーシア
保木卓朗/小林優吾 1〔20?22、21?14、16?21〕2 A・チア/ソー・WY
山口茜 2〔21?14、21?14〕0 キソナ・サルバドライ
桃田賢斗 2〔21?18、21?10〕0 リー・ジジャ
志田千陽/松山奈未 2〔21?16、21?17〕0 タン/ティナー
渡辺勇大/東野有紗 2〔21?16、21?9〕0 ホーPR/チアYS
共にここまでグループリーグ2連勝できており、1位通過を賭けた1戦。
初戦の保木/小林ペアは東京五輪銅メダルのチア/ソーのペアにフルセットの末に敗れて初戦を落とします。
しかし2戦目の山口は危なげなくストレート勝ちでチームスコアを1−1のタイに戻すと、3戦目の桃田も全英オープンで敗れたリー・ジジャ相手にリベンジ成功で日本が王手をかけます。
流れを引き戻した日本は4戦目、5戦目もストレートで勝利し、4−1というチームスコアで1位通過を決めました。
・準々決勝 台湾戦
日本 3-1 台湾
古賀輝/齋藤太一 0〔13?21、20?22〕0 李哲輝/楊博軒
山口茜 2〔21?11、21?13〕0 白馭珀
桃田賢斗 2〔21?16、19?21、21?17〕1 周天成
松友美佐紀/松本麻佑 2〔21?17、21?8〕0 許雅晴/胡綾芳
準々決勝の相手はB組を2位通過で上がってきた台湾が相手。
マレーシア戦に続き初戦で男子ダブルスを落としビハインドからのスタートになってしまいます。
しかし今大会絶好調の山口がここでも悪い流れを止めてチームスコアを1−1に戻すと、桃田が台湾のエースで世界ランク4位、周天成との直接対決を大接戦の末に制します。
シングルス2本で流れを引き戻した後は、今大会初めて組んだ松友/松本のマツマツコンビがストレートで勝ちきり、3−1で準決勝進出を決めました。
・準決勝 マレーシア戦
日本 3?1 マレーシア
保木卓朗/小林優吾 2〔21?15、21?14〕0 A・チア/ソー・WY
山口茜 2〔21?7、21?5〕0 キソナ・サルバドライ
桃田賢斗 0〔20?22、19?21〕2 リー・ジジャ
松友美佐紀/松本麻佑 2〔21?19、21?17〕0 タン/ティナー
準決勝は優勝候補インドネシアを破って勝ち上がってきたマレーシアと予選リーグに続き再戦。
予選リーグでは敗れた保木/小林ペアは今度は勝利して大きな1勝を掴むと、今大会絶好調の山口がストレート勝利で早くもチームスコア2−0と王手をかけます。
しかし3戦目の桃田は予選リーグで勝利したリー・ジジャに2セット共に接戦を落としてチームスコア1−2と返されます。
悪い流れにいきかけましたが、そうはさせないのが今大会の日本。
松本/松本が急造コンビとは思えない安定感でストレート勝ちし、3−1で決勝進出を決めました。
・決勝 中国戦
保木卓朗/小林優吾 1〔17?21、21?14、16?21〕2 周昊東/何濟庭
山口茜 2〔21?19、21?16〕0 陳雨菲
桃田賢斗 1〔13?21、21?8、12?21〕2 石宇奇
松友美佐紀/松本麻佑 0〔17?21、16?21〕2 陳清晨/賈一凡
決勝は優勝候補筆頭と言われていた中国がやはり上がってきました。
男子ダブルスは準決勝で勝利した保木/小林を起用し、フルセットの接戦にもつれますが敗れてしまいます。
2戦目は今大会絶好調の山口。相手はオリンピック金メダリストでしたが、なんとストレートで勝ちきります。
山口は今大会1セットも落とさない素晴らしい戦いぶりでした。
3戦目の桃田対石宇奇は両国のエース対決。
2年前のスディルマンカップ決勝でも敗れた相手でしたが、今大会もフルセットの末に競り負けてチームスコア1−2と追い込まれます。
4戦目の女子ダブルスは松友/松本ペアが3試合連続で出場。
粘りましたが相手は東京五輪銀メダルの実力派ペア。惜しくも及ばずに敗戦でチームスコアは1−3。
悲願の初優勝はならず日本は3度目の準優勝、中国は連覇達成となりました。
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