ATP年間ツアースケジュール(4月〜7月)

ATP年間ツアースケジュール(4月〜7月)

ATP男子ツアースケジュール紹介。

 

今回は4月から7月中盤、ウィンブルドンまでの大会を紹介します。

 

 

欧州クレーシリーズ

 

北米マスターズシリーズを終えたら戦いの舞台はヨーロッパへ。赤土の上でクレーコートの戦いが始まります。

 

球足が遅いクレーコートはストローカーが得意とするコート。クレーコーター達はこのシーズンがポイントの稼ぎどころになります。

 

4月第2週

 

・全米クレーコート選手権(ATP250)

 

アメリカで行われる唯一のクレーコートの大会。現在はヒューストンで行われています。

 

翌週のモンテカルロマスターズに強豪が集まるためトップランカーの参戦はほとんどないですが、アメリカ出身のイスナー、ソック、クエリーらはマイアミマスターズの後もアメリカに残ってこの大会に参戦しています。

 

 

・ハッサン2世グランプリ(ATP250)

 

モロッコのカサブランカで行われるクレーの大会。対岸のスペイン勢が参戦することが多く、翌々週のバルセロナオープンと合わせて出場する選手も目立ちます。

 

 

4月第3週

 

・モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(マスターズ)

 

モナコのモンテカルロで行われる100年以上の伝統を持つ大会。マスターズで唯一出場義務がありません。

 

しかしやはり伝統あるマスターズですので、近年はジョコビッチ、マレー、フェデラー、ナダルのビッグ4やワウリンカなどが揃って参戦。豪華なメンバーが揃います。

 

 

4月第4週

 

・バルセロナ・オープン・バンクサバデル(ATP500)

 

スペインのバルセロナで行われるATP500の大会。モンテカルロマスターズに出場した強豪選手はこの週は休むことが多く、穴場の500の大会とも言えます。

 

しかしクレー王者のナダルだけは例外でモンテカルロとの連続参戦を続けており、過去9度優勝と得意中の得意の大会。

 

そんな中で錦織圭も2014年と2015年で2連覇するなど好成績を残しており、モンテカルロに出場しない分のポイントをここでカバーしています。

 

 

・ハンガリー・オープン(ATP250)

 

以前はBRDナスターゼ・トロフィーという大会でルーマニアのブカレストで開催されていましたが、2016年に終了。

 

2017年からはハンガリーのブダペストで行われる大会となります。

 

トップ10はほとんどがモンテカルロかバルセロナに参戦するため、この大会は第一シードが10位台ということがほとんど。シモンやディミトロフが近年の優勝者に名を連ねています。

 

 

5月第1週

 

・イスタンブールオープン(ATP250)

 

トルコのイスタンブールで行われる大会で2015年に新設。創設年はフェデラーが参戦し見事に優勝を成し遂げました。

 

 

・BMWオープン(ATP250)

 

ドイツのミュンヘンで行われる大会。地元ドイツ勢が多く参戦し、近年はコールシュライバーやトミーハースら地元勢が活躍しています。

 

2015年にはマレーも参戦し、優勝しました。

 

 

・ミレニアム・エストリル・オープン(ATP250)

 

ポルトガルのエストリルで開催される大会。2014年までオエイラスで開催されていたポルトガル・オープンに替わり、新規大会として2015年から開催されています。

 

創設年はガスケが優勝し、翌年は隣国スペイン勢同士の決勝を制したアルマグロが優勝。

 

かつてのポルトガルオープン時代はジョコビッチやフェデラー、デルポトロ、ワウリンカなども参戦していました。

 

 

5月第2週

 

・ムチュア・マドリード・オープン(マスターズ)

 

スペインのマドリードで行われるマスターズ。2014年は錦織圭が準優勝を成し遂げた大会です。

 

クレーの中では球足が速いコートで、加えて高地なのでボールが飛びやすい大会と言われています。

 

 

5月第3週

 

・BNLイタリア国際(マスターズ)

 

イタリアのローマで行われるマスターズ。2週連続のマスターズであり、全仏に向かう欧州クレーシーズンも佳境を迎える時期。

 

この時期に数多く大会に出場するクレーコーター達は疲労がピークにくる時期でもありますが、同時に2週後に控えた全仏にも合わせていかなければいけない難しいマスターズです。

 

コートはマドリードより低速。また風が強いことでも有名です。

 

 

5月第4週

 

・ジュネーヴ・オープン(ATP250)

 

スイスのジュネーヴで行われる大会。1991年を最後に休止されていましたが、2015年から復活しました。

 

前週と前々週はマスターズ、翌週はグランドスラムということで強豪はほとんど参戦しませんが、2016年はなぜかワウリンカやチリッチが出場しこの二人の決勝を制したワウリンカが優勝。

 

 

・オープン・パルク・リヨン(ATP250)

 

フランスのリヨンで行われる大会。2016年までニースで開かれていたニース・オープンに替わって2017年から開催。

 

ニース・オープン時代からやはりマスターズとグランドスラムの合間のためトップ選手の参戦は少なく、中位の選手がポイントを狙うための大会という位置づけ。

 

 

5月第5週、6月第1週

 

・全仏オープン(グランドスラム)

 

長いクレーシーズンもいよいよ全仏で締めくくり。ここまでの全てのクレー大会はこの全仏に繋がっています。

 

遅めで跳ねる独特のコートはスピンボールを得意とするナダルにとって相性抜群のコート。優勝9回と圧倒的な実績を残しています。

 

この特殊な大会で優勝するのは難しくフェデラーやジョコビッチが生涯グランドスラムを達成する最後の障壁として立ちはだかりました。

 

 

芝シリーズ

 

全仏が終わると次は芝シーズンに突入。芝の特徴は球足が速くボールが滑ること。また足を取られやすいのでクレーで活躍していたストローカーは苦戦します。

 

逆にビッグサーバーやサーブ&ボレーヤーは活躍できる時期。トップ選手では特にフェデラーが芝を得意としています。

 

6月第2週

 

・リコー・オープン(ATP250)

 

オランダのスヘルトーヘンボスという町で芝シーズンがスタート。

 

全仏の翌週ということで多くのトップ選手は休みを取り、全仏の2週目に残れないクラスの選手達がポイントを狙います。

 

近年は2013、2015、2016と3度優勝しているフランスのマユが活躍。

 

 

・メルセデスカップ(ATP250)

 

ドイツのシュツットガルトで行われる大会。2014年まではクレーの大会でしたが2015年から芝の大会となりました。

 

優勝者は優勝賞金を金銭でもらうか、メルセデス・ベンツ社の自動車をもらうかを選択できる大会です。

 

 

6月第3週

 

・ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)

 

ドイツのハレという町で行われるウィンブルドンの前哨戦。

 

ATP500の大会ということで多くの選手がウィンブルドンへの調整も兼ねて参戦してきます。錦織圭もこの大会を前哨戦として選択。

 

またフェデラーが引退するまで生涯出場契約を結んでいる大会でもあります。

 

 

・エイゴン選手権(ATP500)

 

ロンドンで行われる芝の大会。ロンドンの歴史あるテニスクラブ、クイーンズテニスクラブが開催することからクイーンズと呼ばれる大会です。

 

こちらもウィンブルドンの前哨戦としての位置づけで、マレーやワウリンカ、ラオニッチなどはこちらを選択しています。

 

 

6月第4週

 

・エイゴン国際(ATP250)

 

イングランドのイーストボーンで開催される芝の大会。2015年と2016年は開催されませんでしたが、2017年から再び復活。

 

休止前の2013年と2014年はフェリシアーノロペスが連覇していました。

 

 

・アンタルヤ・オープン(ATP250)

 

トルコのアンタルヤで開催される芝の大会で今年から新設。昨年まで開催されていたイギリスのノッティンガム・オープンは今年は開催されないようです。

 

 

7月第1週、第2週

 

・ウィンブルドン選手権(グランドスラム)

 

歴史と伝統において最高峰のグランドスラム。ウィンブルドンでの優勝こそテニス選手にとって最高の名誉とも言われます。

 

伝統を重んじるためユニフォームは白を基調としたものと義務付けられ、ルール改正にも消極的。チャレンジシステムの導入時もかなり揉めました。

 

 

コートは球足がかなり速いですが、大会が進むごとにどんどん芝が剥げていき、それにより球足も変わってきます。

 

大会も佳境となると土がむき出しになった部分も目立ち、イレギュラーバウンドが試合を左右することもあります。

 

 

ちなみにテニス史上最長の試合記録もこのウィンブルドンで、2010年のイスナー対マユ戦はファイナルセット70−68、試合時間11時間5分という記録的な長さになりました。

 

 

 

 

 

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