東京五輪メダル候補紹介9 競歩 山西利和

東京五輪メダル候補紹介9 競歩 山西利和

東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。

 

第9回目は2019年の世界陸上男子20km競歩で金メダルを獲得した山西利和を紹介する。

 

 

これまでメダルが期待されながらもメダルを獲得したことがなかった男子20km競歩だが、世界陸上で山西利和が風穴を開けてくれた。

 

日本勢として世界大会初のメダルはいきなり金メダルとなった。

 

 

山西利和は京都大学卒の頭脳派ウォーカー。

 

高校進学後に長距離から競歩へと転向すると、高校3年の時に第8回世界ユース陸上競技選手権大会の男子10000m競歩で日本人選手として同種目初優勝。

 

京都大学進学後は陸上競技と学業を両立させる学生生活を送り、大学4回生の時に2017年ユニバーシアード競技大会に出場し、1時間27分30秒で金メダルを獲得。

 

そして2019年の全日本能美大会で1時間17分15秒という2019年世界最高タイムを記録し、世界陸上代表権を獲得。

 

 

世界陸上では序盤は集団の中で力を温存し、7km過ぎに飛び出した王欽を追い集団から抜け出すと、追いついた後も王欽の調子があまり良くないと見るや並走はせずに独歩状態へ。

 

30秒程度後続との差を広げた後は、折り返しなどを利用し冷静に後続の集団との差を確認しながら落ち着いてレースを進めていく。

 

2番手集団からスウェーデンのカルストロームが抜け出して山西を追いかけ始めた時も、それに合わせてペースを上げ、差を縮めさせない。

 

追い上げていこうとするカルストロームの心を折るような頭脳的なスパートを見せ、最後の1周はウイニングウォーク状態で勝ち切った。

 

まさに頭脳派ウォーカーここにありというような戦い方であった。

 

 

しかし試合後も今回の戦いぶりに満足している様子はなかった。

 

「最後3周は4分を切るラップを目標にしていたが、一度も4分を切ることはできなかった。次はもっと圧倒的に勝ちたい」と語り、さらなる高みを目指していることを宣言した。

 

持ちタイムがあり、試合運びも上手く、さらなる向上心もあるという山西は東京五輪でも有力な金メダル候補であることは間違いない。

 

世界陸上に続き、東京五輪でも金メダルという世界大会連覇も山西なら成し遂げてくれるだろう。

 

 

金メダル期待度:30%
メダル期待度:45%

 

 

 

 

 

関連ページ

東京五輪メダル候補紹介11 レスリング 皆川博恵
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第11回目は2019年のレスリング世界選手権の女子76kg級で銀メダルを獲得した皆川博恵を紹介する。輝かしい栄光を残してきた日本女子レスリング界とは対照的に、皆川は遅咲きの苦労人というような表現がふさわしいかもしれない。
東京五輪メダル候補紹介10 レスリング 向田真優
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第10回目は2019年のレスリング世界選手権の女子53kg級で銀メダルを獲得した向田真優を紹介する。長年この階級に君臨してきた絶対女王、吉田沙保里の後継者と呼び声高いのが向田真優である。
東京五輪メダル候補紹介8 レスリング 川井友香子
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第8回目は2019年のレスリング世界選手権の女子62kg級で銅メダルを獲得した川井友香子を紹介する。姉はリオ五輪金メダリストの川井梨紗子。川井梨紗子が階級を落としたことで、川井梨紗子がリオ五輪で金メダルを獲得した階級を譲り受けた形になった。
東京五輪メダル候補紹介7 競歩 鈴木雄介
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第7回目は2019年の世界陸上男子50km競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介を紹介する。鈴木雄介は元々20km競歩の選手だった。世界一美しい歩形と称されるフォームを武器に、2015年3月には1時間16分36秒という現在も残る世界新記録を樹立。
東京五輪メダル候補紹介6 レスリング 川井梨紗子
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第6回目は2019年のレスリング世界選手権の女子57kg級で金メダルを獲得した川井梨紗子を紹介する。リオ五輪の63kg級で金メダルを獲得した川井梨紗子。吉田沙保里の衝撃的な敗戦の直後でも動じることがなく圧倒的な強さで金メダルを獲得した。
東京五輪メダル候補紹介5 レスリング 文田健一郎
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第5回目は2019年のレスリング世界選手権のグレコローマン男子60kg級で金メダルを獲得した文田健一郎を紹介する。元々この階級には太田忍という強豪選手がおり、リオ五輪でも銀メダルを獲得。次の東京でこそ金メダルを期待されていた。
東京五輪メダル候補紹介4 スポーツクライミング 楢崎智亜
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第4回目は2019年のクライミング世界選手権の男子複合種目決勝で銀メダルを獲得し、五輪内定を勝ち取った楢崎智亜を紹介する。クライミング強国の日本男子エースとして活躍してきた楢崎智亜が世界選手権で遂に初優勝を成し遂げた。
東京五輪メダル候補紹介3 スポーツクライミング 野口啓代
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第3回目は2019年のクライミング世界選手権の女子複合種目決勝で銀メダルを獲得し、五輪内定を勝ち取った野口啓代を紹介する。スポーツクライミング強国の日本だが、五輪種目に決まる前から日本女子スポーツクライミングを支え続けていたのが野口だった。
東京五輪メダル候補紹介2 競泳 瀬戸大也
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。第2回目は2018年世界水泳の個人メドレーで二冠を達成し、両種目で代表内定を勝ち取った瀬戸大也を紹介。瀬戸大也は世界水泳に強く、2013年、2015年の世界水泳400m個人メドレーで連覇を達成。しかし2016年のリオ五輪では萩野公介、カリシュという二人のライバルに敗れ銅メダルとなった。
東京五輪メダル候補紹介1 セーリング女子470級 吉田、吉岡組
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズ。記念すべき第一回は2019年のセーリング世界選手権で銀メダルを獲得し、東京五輪代表に決まったセーリング女子470級の吉田愛、吉岡美帆組を紹介する。470級は1973年にフランスで設計された2人乗りの小型ヨットであり、名称は艇体の全長が4,7メートルであることに由来する
東京五輪メダル候補紹介シリーズ
東京五輪のメダル候補を紹介していく連載シリーズです。出場内定が決まったメダル候補から順次紹介していきます。
東京五輪 日本選手のメダル獲得が観られそうなオススメ30セクション
東京五輪の1次抽選が始まっております。しかしどれに応募していいか迷っている方も多いかと思います。そこで「とりあえずこれに応募しておけば日本選手のメダル獲得が観れる可能性が高い」というセクションを第一希望の応募条件30枚に合わせて、30セクションをピックアップ致しました。
東京五輪チケット1次抽選 私の買い目紹介
東京五輪の競技日程とオススメ競技を紹介してきた私が、具体的に1次抽選でどのような申し込みをしたのかを公開します。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/9
いよいよ最終日。閉会式を観るだけで終わりにせず、最後の最後まで堪能しよう。まずは朝の6時から男子マラソンを応援してからスタート。そして沿道でマラソンをささっと応援した後は、ワンセグなどでマラソンを観ながら急いで伊豆に向かうことをオススメする。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/8
大会も残り二日。閉会式の前日は数多くの団体競技の決勝が行われる。注目はやはり野球になるだろう。ここまでほとんど野球に触れてこなかったが、それは決勝トーナメントが複雑怪奇すぎて日本チームがどの試合に出てくるのかまったく予想がつかなかったから。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/7
この日は朝6時の女子20km競歩から始まる。日本勢のメダル獲得は厳しそうだが、無料で観れるチケット不要種目。是非観に行くことをオススメする。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/6
夜に多くの日本選手メダルマッチが組まれそうで、非常に悩ましい一日になる。最も注目を集めるのはレスリングになるだろう。女子57 kg級でいよいよ伊調馨が5連覇に挑むこととなるか。また、女子53 kg級では奥野春菜もしくは向田真優が準決勝を戦うことになるだろう。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/5
この日はいわゆるマイナー種目で日本勢のメダル獲得を狙ってみるのも面白いかもしれない。新種目のスケートボード女子パークでは四十住さくらが2018年の世界選手権で優勝しており金メダル候補。また2016年のXゲームで優勝経験のある中村貴咲もおり、隠れ金メダル候補種目として狙い目だと思われる。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/4
この日は体操が最終日。種目別でメダルが狙えそうなのは男子の平行棒と鉄棒。特に鉄棒は内村航平が出場できるなら金メダルのチャンスもある。長年日本体操界を引っ張り続けてきた内村航平にとっておそらく最後のオリンピックになる。ここでメダルを取れれば最高の感動が待っているだろう。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/3
この日はバドミントンが最終日。バドミントンは日本にとって全種目メダル候補だということを申し上げましたが、この日の男子シングルス、女子ダブルスはその中でも特にメダルの可能性が高い2種目。13時から23時までずっと張り付いても惜しくない日だろう。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/2
全日程で最も豪華な日になるかもしれない、注目競技が目白押しの一日。まず観戦のスタートは女子マラソンから。早朝6:00スタートと早いが、沿道でも観戦ができるので、女子マラソンを沿道で応援してから動き出そう。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 8/1
この日の競泳は日本勢のメダル獲得が難しそうなので、バドミントンや柔道を優先するのもありだろう。バドミントンは男子シングルスで百田賢人がベスト4を狙う。女子ダブルスでは2019/5/7付けのランキングで松本麻佑、永原和可那ペアが世界ランク1位、福島由紀、廣田彩花ペアが2位、リオ五輪金メダルの橋礼華、松友美佐紀ペアが4位と上位を日本勢が占めている。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/31
メダル期待競技が目白推しでかなり迷いそうな一日。まずは絶対に観ておくべきオススメ競技が男子20km競歩である。競歩はなんとチケット無しで無料観戦が可能。しかも日本勢のメダルチャンスもある。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/30
この日の午前中に行われる競泳決勝は競泳の全日程の中でも特に狙いたい日となる。男子200m平泳ぎ決勝は競泳で最も金メダルに近い種目だと考えられるからだ。世界記録保持者の渡辺一平とロシアのチュプコフが2強だが、小関也朱篤やバランディンもメダル争いに絡んでくるだろう。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/29
7/27に続いて夜に体操を取るか柔道を取るか悩ましい日になりそうな一日。体操は男子個人総合決勝が行われる。絶対王者であった内村航平が絶対的な存在ではなくなった今、個人総合は中国勢が頭一つ抜き出ている状況にある。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/28
この日の注目競技はソフトボールの決勝だろう。正直決勝は十中八九日本対アメリカの対戦になるはずで、決勝のチケットを抑えれば高確率で日本の金メダルマッチを観ることができる。ソフトボール決勝と時間が被るのは柔道。男子は永瀬貴規、藤原崇太郎、佐々木健志が激しい代表争いを繰り広げている。誰が出てもメダルのチャンスはあるが、金メダルはやや遠いかもしれない。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/27
この日の夜は体操を観るか柔道を観るかという重大な選択を迫られる日になる。男子体操団体は連覇を目指す。しかし近年日本チームは力を落としており、チームとしての力は中国やロシアの方が上か。一方柔道は男子が連覇を狙う大野将平(もしくは橋本壮市)。女子は芳田司(もしくは玉置桃、舟久保遥香)。どちらも金メダルを狙える位置にいる。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/26
今大会は競泳の決勝が午前中に行われるということで、午前中競泳、午後は柔道という日本にとってメダルラッシュが期待される花形種目を両方堪能できるのが嬉しい。競泳は男子400m個人メドレーで萩野公介や瀬戸大也、女子400m個人メドレーでは大橋悠依がメダルを狙う。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/25
開会式の翌日から本格的に競技が始まる。この日の注目はなんといっても柔道。女子48kg級は渡名喜風南、男子60kg級は高藤直寿、もしくは永山竜樹が出場すると思われる。男子はどちらが出場しても金メダル最有力候補といってもいい。
東京五輪 競技日程と観戦チケット戦略 7/22〜7/24
開会式に先駆けて女子ソフトボールから競技はスタートする。会場は復興五輪を象徴する福島あづま球場。北京五輪で金メダルを獲得して以来、12年越しの連覇を狙うソフトボールから観戦をスタートするのも良いだろう。夕方からは女子サッカーの初戦。なでしこジャパンの初陣はこの日になるかもしれない。
東京五輪競技日程と注目競技紹介、観戦チケット戦略
東京五輪の競技日程を1日ずつ紹介しつつ、各日程の日本選手団のメダル候補など注目競技を紹介していきます。観戦チケットを応募する際などの参考にしてみてください。
東京五輪のメダル期待選手-その他編
ここまで4回にかけて4年後東京五輪の柔道、レスリング、水泳、体操のメダル期待選手を紹介してきました。最後に上記4種目以外の有望種目をまとめて紹介します。東京五輪で過去最高成績を目標とするためには、これまで稼ぎ頭となってきた上記種目以外での健闘が不可欠となります。
東京五輪のメダル期待選手-体操編
第四回目は体操です。リオ五輪では団体と個人総合で金メダル、跳馬で銅メダルを獲得。4年後の東京でも好成績を残すためには内村航平に頼り切りではいけないでしょう。次の世代に期待がかかります。
東京五輪のメダル期待選手-水泳編
第三回目は水泳です。ロンドン五輪では金メダルはなかったもののメダル11個。リオ五輪では金メダル2個を含むメダル7個と着実に結果を残しています。東京五輪でもさらなる躍進が求められます。
東京五輪のメダル期待選手-レスリング編
第二回目はレスリングです。リオ五輪では女子が金4、銀1。男子が銀2とメダルを量産しました。東京五輪でも当然メダルラッシュが期待されます。
東京五輪のメダル期待選手-柔道編
リオ五輪はメダル数が歴代最多の41個と東京五輪に繋がる素晴らしい好成績でした。まだリオ五輪が終わって間もないですが、リオ五輪の活躍がどれだけ東京五輪に繋がるかという4年後を予想シリーズを書こうと思います。四年後に好成績が期待できる競技、選手を紹介していきます。