2019年世界柔道振り返り4

2019年世界柔道振り返り4

世界柔道東京が閉幕した。

 

今大会の振り返りや今後の東京五輪代表争いの展望などをまとめていきたい。

 

今回は男子81kg級、女子63kg級を振り返っていく。

 

 

藤原崇太郎がまさかの初戦敗退

 

国内も海外も実力伯仲の激戦という印象がある男子81kg級。

 

昨年銀メダリストの藤原崇太郎に期待がかかったがまさかの初戦敗退。

 

今年に入って調子を上げてきたリオ五輪銅メダリストの永瀬貴規にも代表のチャンスが出てきた。

 

 

この階級は不安定な藤原より永瀬の方が来年メダル取れる可能性は高いか。

 

しかし永瀬も全盛期はリオ五輪の時で、永瀬はリオで金メダルを取るべき選手だった。永瀬の今の力ではメダルは取れても金メダルは難しいと思われる。

 

この階級は来年誰が出ても厳しいかもしれない。

 

 

田代はアグベニューの壁を崩せず

 

女子63kg級は田代未来が銀メダル。

 

この階級は田代、アグベニュー、トレスティニャクが3強と言われているが力関係は3すくみの状態にある。

 

 

準決勝で田代対トレスティニャクというあたりになったが、田代はこれまでトレスティニャクに負けておらず、今回も反則勝ちで決勝まで進む。

 

一方アグベニューも田代、トレスティニャク以外は相手にならず順当に決勝へ。

 

 

田代は今までアグベニューに対して1勝しかしたことがないが、決勝は素晴らしい熱戦となった。

 

苦手とする相手に対して体力勝負を挑み、相手にいい形を持たせずに消耗戦を強いるという戦略で延長に持ち込み、指導2を奪取。指導勝ちまであと一つというところまで持っていく。

 

しかし最後の最後で技有りを取られて敗れてしまった。あと一歩まで追い込んでの敗戦。

 

大変悔やまれるが、アグベニューとの差は確実に詰まっているという印象で来年は勝つチャンスもあると思わせてくれた。アグベニューに勝つための戦略は今大会と同じように消耗戦に持ち込むのが良いだろう。

 

 

また金メダルを取るための戦略として、田代は世界ランキング1位になっておきたい。

 

田代はアグベニューに1勝9敗、トレスティニャクに対しては8勝0敗と極端に得意不得意が分かれている。

 

しかしトレスティニャクはアグベニューに対して相性が良く、リオ五輪決勝でもアグベニューに勝って金メダルを取っている。

 

ならば田代が世界ランキング1位、アグベニュー2位、トレスティニャク3位で本番を迎えられれば準決勝でアグベニューとトレスティニャクが当たることになりトレスティニャクがアグベニューを倒してくれるかもしれない。

 

トレスティニャクがアグベニューを倒して決勝まで上がってくればしめたもの。また、アグベニューが上がってきたとしてもトレスティニャクとの闘いで消耗すれば、消耗戦で勝ちたい田代にとって有利な展開になる。

 

田代にとってはアグベニュー対策と共に、普段のグランプリシリーズなどでもきっちりポイントを積み重ねていくことが大切になってくるだろう。

 

 

 

 

 

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